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あれは軍令部へ呼ばれ本土へと一時帰還していた時のこと。 ふと立ち寄った屋台で飲んでいる最中、いかにも怪しげなオッサンからいかにも怪しげな物 品を手渡された。 曰く、『経験人数が見える眼鏡』、とのこと。 馬鹿馬鹿しいと酔いかけた頭で笑い飛ばしたことまでは覚えているのだが、そこから先の記憶は空白と なっている。 果たしてどのように帰宅したのか、目覚めた時は宿の布団の中であったのだ。 酒を飲むことは好きなのだが昔からどうも私はアルコールに弱く、一度酔ってしまうとそのまま朝まで眠ってしまい、しかも何も覚えていない。 それであの夜のことなどすっかり忘れていた私であったのだが、ふと私物を整理している最中にく だんの怪しげな眼鏡を見つけてしまった。 あれからもう数ヶ月以上が経っている。 ここは南方、本土より遠く離れた泊地であり、深海凄艦と戦う為の前線基地である。 ……うむ。 さてこの眼鏡、いったい今までどこにあったのやら。 酔っぱらいの戯言と一笑に付した私であるが、こうして見ていると気になってしまう自分はきっと 愚か者なのだろう。 そも、そのような情報を知ってどうするのか。 我が基地にいるのは女性、というか艦娘ばかりなのだ。 どう考えても基地司令官として知っておくべき情報ではない。 むしろ関係の悪化を招く可能性もある無用の長物。 ……いやいや、私は何を本気で悩んでいるのだ。そもこんなもの偽物に決まっているだろう。 こんなもの……こんな…、……。 「おはようございます司令官!朝潮です!!」 朝の空気に響くその声に飛び上がるほど驚いた。 はっと時計を見る。普段ならもう起きて朝食に向かう時間だった。 今日の秘書艦を命じていた朝潮がやって来たのだ。 慌てて軍服を引っ掴み、そこで顔にかかったままの眼鏡に気が付いた。 いかん。待て、これは外そう。待て、朝潮待て、そこで待機だ。 「司令官が待てと言うならこの朝潮、ここでいつまででも待つ覚悟です!!」 そんな叫びと共に朝潮が扉を蹴り破り入って来る。 そうだね。待てないね。 真面目なところは朝潮の長所だが、時に真面目すぎるというか。 変なところで天然というか、純粋すぎて思いもよらぬ暴走をしそうで怖いのだ。 いや、別に彼女を悪し様に言いたいわけではない。 つい先日も算盤を握り潰しながら真っ赤なハンコが押された書類の山を片付けている最中に、いつ の間に眠っていたのか意識を無くしていた私をソファに寝かせ介抱してくれていたこともある。 とにかく真っ直ぐで任務に対しひたむきな朝潮に私は信頼を置いている。 いるの、だが……。 「司令官、どうされたのですか? 司令官…?」 駆逐艦 朝潮:経験人数1人 ふっと意識が遠のいた気がした。 ◆ その後のことは、なんというか、その、精神的にキツい一日であった。 「んん、朝は眠いなぁ、ふぁ…ぁ…。あれ?どうしたの提督」 「おはようございます……?提督…あの、その…大丈夫でしょうか?」 「あれぇ~?元気ないよ提督!そんな時はぁ、那珂ちゃんを見て元気になってねー!」 軽巡洋艦 川内:経験人数1人 軽巡洋艦 神通:経験人数1人 軽巡洋艦 那珂:経験人数1人 「なんだ?体調不良か?…また倒れられちゃ困る。お前もちゃんと休めよ」 重雷装巡洋艦 木曾:経験人数1人 「あ~お~ば~!…ぁ、提督。ごめんなさい、青葉…見てませんか?」 重巡洋艦 古鷹:経験人数1人 「ほぉーっ、提督じゃん、チーッス」 「今頃ご出勤?のろまなのね?」 航空巡洋艦 鈴谷:経験人数1人 航空巡洋艦 熊野:経験人数1人 「おっと。二日酔いかい提督?だーめだなあ、そういう時はもっと飲まなきゃ。ひゃっはーしようぜ~!まーた酔い潰してやるって、くっははははは!!」 「提督、お疲れならお酒でも飲んで…という様子ではありませんね。提督、今日はゆっくりお部屋で休んではどうでしょう?」 軽空母 隼鷹:経験人数1人 軽空母 千歳:経験人数1人 「HEY!提督ぅー。あんまり無理しちゃノー!なんだからネ!」 「提督、いつもお疲れ様だな。……今日くらいは休んだらどうだ?」 戦艦 金剛:経験人数1人 戦艦 長門:経験人数1人 とまあ彼女ら以外にもかなりの数の会った艦娘全員に声をかけられているのだが、その優しさ?に浸っている余裕はあいにくとない。 この基地には100人の艦娘が配属されているのだが、今のところ出会った艦娘に対しこの眼鏡が告げた数に0が出たことはない。ないのだ。 思いの他、自分がショックを受けていることを自覚する。 馬鹿な男の勝手な妄想だ。艦娘たちは全員が清らかな乙女であり、皆が自分に好意を向けてくれていると無意識にでも思い上がっていたのだ、私は。 ……いいじゃないか、むしろ。 彼女たちにはふさわしい男性がいて、きっとこの戦いが終われば平和な日常で当たり前の幸せを掴むことができるのだ。 ならば軍人として、指揮官として私がすべきことは決まっている。 1日でも早く静かな海を取り戻し、平和を勝ち取るのだ。 これまでのように一人も欠けることなく、これから先も誰一人沈ませることなく勝利を刻む。 ……嫁さんを探すのは、その後でもいいだろう。 軍人の家系に生まれ、今まで女に縁のない生活を送っていた私は所謂童貞というわけだが……もう少し女性のことを理解できるよう努力するべきなのだろう。 気合を入れ直す為、今日起きてから初めて私は鏡を覗き込んだ。 …………な、 「なんだこれはぁっ!!!!!??」 鏡に映っている男の顔。そこにははっきりと、こう表示されていた 提督:経験人数100人 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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何故こんなことになっているのか。 提督は目の前で起こっている事態を飲み込めずにいる。 昨晩は業務上色々あって結局ほとんど眠れなかった。 幸いにして今日はほとんど何も予定がないので、昼に仮眠をとることができた。 ここまでは覚えている。 寝る前に朝方施した伊勢と日向の改装についてふと思い出した。 もう振り返りざまに伊勢の主砲でアンタレェスされずに済むと考えながら布団に入った。 ここまでは覚えている。 その改装した二人が、艤装を外して布団に潜り込んでいる。 ここは全く記憶にない。 「……何をしている」 「あ、起きた」 寝ぼけ眼の先には、潤んだ瞳で提督を見つめる件の姉妹。 「私達、提督にお礼がしたくて」 「お礼?」 「来るべき航空火力艦の時代を先取りできる素晴らしい飛行甲板だからね」 何を言ってるんだこの姉妹は。 未だ状況の呑み込めない提督ではあったが、それでも若い娘が男の布団に忍び込むという事がどういう意味か分からない訳ではない。 ましてや、上着の胸元をはだけさせ、潤んだ瞳で上目遣いにそう言い寄ってくるのは、そういう意味だと言っているのと同じだ。 「それで?夜這いまがいの行動がお前らの考えるお礼とやらか?」 「はい。私も日向も、折角の体で提督に少しでも喜んでもらおうと……」 伊勢の言葉を遮って提督は叫んだ。 「馬鹿を言うなっ!!俺がそんな事を期待してお前らを改装したとでも思っているのか!?」 姉妹は一瞬顔を見合わせたが、すぐ提督の方へと向き直る。 「……提督はお嫌いですか?」 「嫌いだ。そもそもそういう誤解は失礼だとは思わんのか」 提督がそう怒鳴り付けるのをどこ吹く風と、日向が自分の目の前にある提督の股間に手を伸ばす。 「そうは言っても君」 日向の手がズボン越しにその先端へと置かれる。 「勃ってるぞ?」 134 :名無しの紳士提督:2014/11/13(木) 00 03 45 ID ZllrlS86 「なっ!?」 提督は絶句した。 どんなに怒鳴り付けようと、体は正直に夜這いまがいの行為に興奮している。 妹の指摘に姉は悪戯っぽい笑顔を浮かべて提督に接近する。 「なあんだ。提督もその気じゃないですか」 「なっ、そういうのでは―」 言いかけた言葉を伊勢は唇で塞ぐ。 伊勢の唇は吸い付くように提督のそれと一体化し、提督を求めるようにその舌を滑らせる。 やがてつうと離れた二人の間に唾液の糸が光った。 「これでも……嫌?」 頬を赤らめてそう問う伊勢に、提督は先程までの強い口調が何故か躊躇われる気がした。 突然、提督の下半身に何かが触れた。 「おい日向…っ、何やって……くぅっ!」 いつの間にかズボンを下ろされ、露出した一物を日向の手がそっと包み込んでいる。 「こんなに大きくなるのか」 「ちょ……っ、やめ……ううっ」 すぐに掌では収まりきらなくなったそれを日向は口にくわえる。 チロチロと舌で一物を舐め上げ、最大限に怒張したそれを口の中全体で味わう様にしゃぶる。 一物がしゃぶられる度に、日向の口から淫らな音が漏れ、提督を衝撃の波が襲う。 (何だこいつら?どこでこんな事を……?というかこんな性格だったか?) 快楽の波に途切れつつも提督は記憶を呼び戻す。 普通の戦艦であった頃の二人は、どちらもこんなことをするようには思えなかった。 人当たりのいい姉としっかり者の妹というぐらいの認識であって、半ば強引に男を襲う今の姿とはとても結びつかない。 それが改装を機にこの様子である。 史実の伊勢級は航空戦艦への改装により主砲を降ろしたことで艦尾が軽くなったという。 (艦尾、つまり尻が軽くなった?いやまさか、そんなくだらないシャレで……) 理由は結局分からなかったが、その間も容赦なく日向は提督の一物を口腔で弄ぶ。 「うっ……やめっ……」 不意に日向の口の中で一物が果て、大量の白濁が日向の口から溢れだす。 むせかえり、口に収まりきれなかった分を顔に浴びながらも、それでも日向は嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうにそれを舐めとっていく。 放心した提督には伊勢の黒インナーの谷間がゆっくりと顔に迫ってきて― 135 :名無しの紳士提督:2014/11/13(木) 00 08 12 ID ZllrlS86 「起きろ提督。時間だぞ」 夕暮れの執務室で、日向が提督をゆする。 「うーん……うおっ!日向!?」 「そんなに驚くことも無いだろう。起こしてくれと言ったのは君じゃないか」 日向はそう言いながら炬燵で眠っている伊勢の頭を丸めたノートでポコンと叩く。 「こら伊勢起きろ。こたつで寝ると風邪をひくぞ」 そのやり取りをぼんやり眺めながら、提督は今さっきまでの光景を思い出す。 (夢だった……のか?まあ、そうだよな) あり得ない。あんなことがある訳がない。随分アレな夢を見たものだ。 夢の割に生々しい質感があったような気がしたが、夢に決まっている。 「ほら帰るぞ起きろ」 ポコポコと日向が伊勢の頭を叩くが、伊勢はなかなか目覚めない。 「むにゃ…えへへ……提督もその気じゃないですか~……むにゃ…」 「えっ」 伊勢の寝言に提督は耳を疑った。 あれは夢だ。そうに決まってる。 だが、それを確かめることは、提督にはとてもできない。 終 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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22 :名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY AN NY.AN ID kqM8JiqQ 出撃後の日課である扶桑お姉様と提督との セクースを覗き見して、日々、嫉妬に燃える山城ちゃん。 でも、実はお姉様を盗られたことじゃなくて、 提督との情事に対して、身体が疼いていた事に気付く。 ある夜、我慢しきれず好きでも何でもない、冴えない整備士のオッサンを誘惑し、 一夜を過ごしてしまう。 それからも、駄目とは思いながら、疼きを静めるために、オッサンの下へ通う山城ちゃん。 初めは戸惑い気味だったオッサンも、徐々に本性を現しだし、変態プレイ、 同僚、若い整備士の筆下ろしセクースも強要。 (いやー、~さん流石ッスね。あの高飛車な山城ちゃんを手なずけるなんて) エスカレートしていくオッサンの要望にけなげに応える山城… ある日、オッサンと若い整備士達との複数プレイで、 顔中・体中精液まみれ、両手に若手整備士のチ〇ポを握り、騎乗位でオッサンに激しく突き上げられながら、 『俺のチ〇ポと扶桑お姉様とどっちが大事なんだ?!』 と聞かれ、 『チ〇ポ!扶桑お姉様より、おじ様のチ〇ポの方が大事なの!!』 と叫ぶ山城。 しかし、ふと倉庫の入口を見ると、口に手を当て、驚きの表情を浮かべる扶桑が… 『お、お姉様…これは…これは違うの!嫌!嫌ぁぁぁぁっ!』 と山城ちゃんが叫んだ所で目が覚めた。 盆休みも明後日までか… 25 :名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY AN NY.AN ID 51JO0vgt うちの山城ちゃんは提督が扶桑姉様と愛し合ってるところに目撃して興奮してるのが姉様にばれて招き入れられて 扶桑「ふふ、こんなにして・・・山城はいけない子ね」クチュクチュ 山城「ふぁ、やっ、姉様、ごめんなさ、こんなのダメぇっ!」ビクンビクン 扶桑「提督、山城の事も可愛がってください」 山城「ぇ・・・?やだ、だめ、そんなの入らな・・・」(ズンッ) って姉様の前でイくまでやられてから健気に提督にご奉仕するようになってるよ
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磯波×提督3-433の続き ~前回までのあらすじ~ テートクが出て(オドオドお漏らしっ子磯波ちゃんを改造するために、脅して催眠して)犯す! ------ 僕はスカートの裾から見えている、磯波の濡れそぼった膝と太腿に触れた。 「ひゃっ!」 「あぁ、こんなに漏らして」 冷え切った尿の筋に沿って指を這わせると、磯波はぴくっと肩を震わせ、弱々しく僕の手を掴んだ。 「だめっ提督、汚いです! はぁ、あ……!」 「確かにこれは、貴艦の排泄物だ。だが元を正せば、これも皆の血の一滴だったものだぞ?」 「でもっ、でもぉ」 「勝手に漏らしてしまうようでは駄目だ。改造前の点検を行う。良いな?」 磯波は薄暗い中でも分かるくらいに耳まで真っ赤にしてこくっと頷くと、執務室の絨毯に寝そべった。 「どれ……」 僕は磯波の尿で湿った膝をぐっと持ち上げ、Mの字に開かせる。座り込んで温まっていたのだろう。 途端にスカートの下から、むわっ……と磯波のにおいが立ち上がった。 徐々に露わになる肉付きの薄い太腿も、色気のない下着も、既にぐしょ濡れだ。 「これは酷い。ずいぶんと漏らしたものだ」 「はっ、恥ずかしい、ですぅ……!」 「恥ずかしい? 欠陥をそのままにして改造艦を名乗る方がよっぽど恥だぞ。じっとするんだ」 「~~~~ッツ!」 降参したらしい。僕が内股に触れると、磯波は悶絶して再び両手で顔を覆ってしまった。 「おぉ」 「えっ?」 「ほぉ、ほおお……」 「なっ、どうしたのですか、提督……?」 わざとらしい僕の演技に、磯波は不安そうに指の間から僕の顔をのぞき見ている。どこまでも純真だ。 「や、やっぱり、磯波はどこか……」 「いや、違う。なんてすべらかで、良い肌なんだ……」 僕は聞こえよがしに言いながら、湿って薫る内股や、濡れたソックスに包まれたふくらはぎを ゆっくり、ゆっくりと撫でる。 「肌だけじゃない、力を感じるいい脚をしているな……貴艦は」 「そっ、そんな……あっ」 「どんなに荒れた海や嵐にも、負けない力があるはずだろうに?」 「ひゃ、あぁ! はずかしぃ……そんなに触っちゃ……いや、です」 僕が囁くその度に、磯波は隠した顔の向こうでかわいらしい声をあげ、ひくひくと脚を揺らせた。 僕は磯波のスカートの中に頭を突っ込んで、より柔らかな部分へと侵入していく。 「ほら、磯波? このお尻だって」 「ひゃあっ?!」 まだ肉付きの浅いお尻に手を這わせると、磯波はぴくん! と腰を浮かせた。 「これからどんどん魅力的に育っていくのが分かる……見れば見るほど、僕は貴艦の可能性を 感じずにはいられない」 「そ、そう……なんでしょうか?」 「ああ、そうだとも」 ほんのりと黄色くなってしまったパンティーと、まだ女と呼ぶには早い尻肉の間に手を 突っ込んで揉むと、磯波はぶるぶるっと震えた。 その湿った柔らかさと、過敏でうぶな反応を僕はしばし愉しんでいたが―― 「ふぅっ、てっ、てい……とくぅ」 心なしか甘くなった磯波の声が、僕に問いかける。 「どうした? 磯波」 「そっ、その、点検は……?」 「ああ、脚部、臀部に異常はない。問題はここからだ」 言うなり、僕はぐしょぐしょのパンティーに包まれた秘部を逆さに撫で上げた。 「はあぁぅ!?」 途端、磯波が高い声を上げ、あわてて自分の口を両手で覆った。 何が起きたのかわからない、そうとでも言いたげに、目を白黒させている。 「ふむ……少し触れただけだぞ?」 言いながら、ぷっくりと浮き出た形の良い割れ目に指を這わせ、くにくにと刺激する。 「ひっ、ひん……っ! 提督、なッ、何をっ?」 「ほう、やはりな。随分と刺激に敏感になっているようだ」 「やだっ、ダメぇ! あっ、あ!」 「少々感度が高すぎるのかもしれんが、外部からの情報を余さず伝えるのが駆逐艦だ」 そして僕は、薄布の下で控えめに――しかし確かに息づく肉の芽に、そっと指先を這わせた。 「きゃっ、はぁんっ!」 ちょっと触れただけだというのに、磯波が上ずった声を放ち、あごを反らせた。 「どうかしたのか、磯波」 「やだっ、提督っ! そこ、何が……? あうっ、いやッ!」 指の腹でくりくりと優しく擦り込むように芯をこね回すたび、磯波は息を荒げていく。 そこで僕はいったん手を止め、寝そべったままの磯波に問いかけた。 「磯波……何が起きている?」 「はぁ、はぁ……はっ、はい?」 恐らく初めて味わったであろう感覚に半ば蝕まれながら、磯波が辛うじて応じる。 「貴艦は駆逐艦だ。その優れた感度で、貴艦に何が起きているのかを僕に伝えてくれ」 「そっ、そんなぁ……」 「何だ? 既に何か問題でもあるのか?」 詰め寄ると、磯波は不安と羞恥にまみれた表情で薄い唇を噛み、しばし黙っていたが―― 「磯波……現在のところ、異常、ありません……提督!」 言って、くったりした敬礼をして見せた。 「では再開するとしよう」 「ひゃあぁぁん!」 先ほどより少しだけ力を込めた秘部への不意打ちに、磯波は高い声を上げた。 「ほら、どうした磯波……このままでは点検が進まないぞ」 「そのっ、その……磯波のっ、身体の中を……な、波が……提督の指がっ、 わ、私の……そこをっ、くりくりってするたびにっ……何だか白い波が、ざわざわ……!」 「ほう、波が? それで? その波はどんなだ?」 「どんなって、どういう……!」 「その波は、冷たいか?」 「ぎゃ……逆、ですぅ!」 磯波は少し苦しそうに、しかし甘い声をあげながら首を横に振った。 「熱く、どんどん熱くなってますっ……それで、ふわってして……じんじん……しますっ」 明らかに失禁とは違う湿り気を帯びてきたパンティーの下で、磯波の蕾はぷくっと形が 分かるほど膨れ上がっていた。そこを更に執拗に、ねちねちと刺激していくと―― 「ふああぁっ! 波が……どんどん、高くなって……ひゃ、提督、だめっ、だめェ!」 磯波は柳眉を寄せ、熱に潤んだ瞳で僕を見つめながら、可愛らしい声を次第に上ずらせた。 「どうした、ほら、ほら!」 僕もその調子に合わせ、どんどん指の刺激を細かに、早く強くしていく。 「もう駄目えっ! あんっ、あっ、て、提督っ! やめて……あっ、あっ、あっ」 「どうした……報告しろ、磯波!」 「提督、ていとくっ! 凄いのっ、凄い、津波が……あぁぁぁ……!」 「津波?」 「ふぁ、ふぁいぃ……はぁっ、はぁっ、はぁぁん……!」 湿った吐息と、くちくちという粘着質な音を、磯波の甘い叫びがついに破った。 「熱くてっ、高くてっ、きっ、き……気持ち……いぃ……津波がぁ……やぁぁぁん!」 「磯波。良く頑張ったな」 僕は磯波のパンティーを横にくいっとずらし、初々しくも赤く熟れた秘裂を露出させた。 そして、包皮を押し上げ硬くしこり立った蕾をきゅっ……と摘み上げた。 その瞬間。 「はううッ! だめっ、提督! 磯波っ、もうっ、もうっ……ッツ~~~!」 磯波は絨毯に爪を立て、秘部を高く突き出したかと思うと―― ぴゅっ! ぷしゃあぁぁぁっ! 「ふあああぁぁ~んっ!」 快感にまみれ惚け切ったため息と共に、黄金水のアーチを勢い良く放った。 「あっ、くっ、ふぅっ……! ふあぁ……あ……ぁ……!」 腰をブリッジのようにのけぞらせ、びくびくと震えるたび、冷めやらぬ絶頂のしるしが 磯波の若い裂け目からほとばしり、月明かりを返しながらきらきらと弧を描く。 「んくっ! うぅ……はぁ、はぁ、はあぁ……」 「磯波、報告ご苦労だった」 僕がねぎらうと、磯波は浮かしていた腰をぐしょ濡れの絨毯に落とし、横たわった。 そして息も絶え絶えのまま、微かに震える手で、自分が放った潮で濡れた僕の手を取ると、 「はぁ……はぁ……はぁ……提督、す、すみませんでした……」 磯波はちろちろと舌を這わせ、僕の手を汚していたものを丹念に舐め取っていく。 「また……磯波は、大切な燃料を……」 「いや、大丈夫だ」 快感の恍惚から一転、自分の失態を責めるかのように曇りかけた磯波の頭を、僕はそっと撫でる。 「これはあくまで点検だ。結果的に海上公試験並みの厳しい点検になってしまったがな。 よくぞここまで耐え、最後まで報告したな。偉いぞ、磯波」 「で、では……」 僕はこくりと頷く。 「まずは合格としよう。磯波、これから貴艦の改造を執り行う」 言うなり、僕は磯波の生暖かなパンティーに指を掛け、今度こそ脱がせてゆく。 磯波は「あっ……」と抵抗しかけたが、その暇さえ与えずに奪い去り、放り投げる。 濡れそぼった薄布にじっとりと包まれていた恥丘が露になり、うっすらとした産毛が顔を出す。 それと同時に、磯波の濃厚な潮香と、何も分からぬままに果てたばかりの甘く初々しい 雌の匂いが混じり合い、僕の鼻へといた。 頭を内側から揺さぶられ、痺れさせる磯波の甘く切ない色香。 それはまるで、磯波が感じた快感と衝動の津波を、そのままぶつけられたかのようだった。 この手で開発されていく磯波の痴態と嬌声だけでも、僕は十分過ぎるほど興奮していた。 しかし磯波の色香は、僕の胸を鷲づかみにして強大な血流を生み出し、理性を一欠けらも残さず 押し流していった。 その欲にまみれた血液の行く先は、言うまでも無く下半身の一点だった。 「磯波……」 その名を囁きながら、僕はズボンを脱ぎ去った。途端、既にガチガチに張り詰めていた怒張がぶるん! と飛び出し、薄暗い執務室の天井を指し示す。 「え、えぇ……?」 突然視界に飛び込んだであろう僕の一物に、磯波は快感に惚けた垂れ目をまん丸にして、たっぷり一秒半。 まばたき、実に3回。 「きゃあぁっ!?」 磯波は、ようやく両手で顔を覆った。 「ばっちり見ておいて、何がきゃー、だ。貴艦は」 「はぅ……そ、『それ』が、改造に必要なんですか?」 「あぁ、そうだ」 僕は顔を覆っている磯波の手を取り、一物へと導く。先端に指が触れた瞬間、磯波は「ひっ」と小さく悲鳴を 上げたが、抵抗する素振りは見せなかった。 「どうだ? 初めて見たんだろう?」 磯波は「はぃ……」と消え入りそうな声で言った。 羞恥と僅かな恐怖を潤んだ瞳の中で交錯させながらも、内心は吹っ切れているのかもしれない。 僕の怒張に指を沿わせたり、絡めたりしてくる。 「あっ、熱いのですね。それに硬くて……ひくひくしてます……」 「磯波。僕は貴艦と一つになりたい。僕の全てを伝えたられなければ、改造は成らない」 「ほ、本当に……これで強くなれるのでしょうか?」 「約束しよう。ただし、貴艦が負荷に最後まで耐えられればの話だがな」 艦娘も少女だ。いかに知識がなくとも、この状態から何が行われようとしているのか 既に察していたようだった。 震える磯波の手が自らスカートをたくし上げ、うっすらと紅を差したきめ細やかな肌に覆われた 下半身を、月影にぼうっと照らし出していく。 「提督……。お、お願い……します……」 そして磯波は、命ずる間でもなく開き、とろとろに濡れた桃色の秘裂を晒した。 「磯波……貴艦の勇気に敬服する」 もう、これ以上勿体をつけることは出来なかった。 僕は磯波の芯に狙いを定めると、ゆっくりと覆い被さりながら腰を沈めていく。 「ふ、あ、あ!」 ちゅくっ……という粘着質な音と共に、僕の怒張が磯波の内へと侵入を開始した。 「あっ、あ、くぅ……!」 磯波は苦しそうに喘いだ。額には既に、快感とは違う玉の汗が浮かんでいる。 小柄な駆逐艦娘には、大人の一物は厳しいだろう。 それでも、磯波の狭い洞内は滑らかな愛液で満たされており、窮屈ながらも僕を阻むことなく 受け入れていく。そして―― 「それっ」 「うぅッ!?」 みりっ、という小さな抵抗を最後に、僕の一物は磯波の奥深くまで入り込み、ついに完全に貫いた。 「い、いッ、痛ぁ……!」 磯波は子犬のような泣き声を上げ、歯を食いしばった。 「大丈夫か? 磯波。全部入ったぞ」 「はぁ、はぁ、はぁ、んぐっ……は、はい……!」 破瓜の痛みに涙あふれる瞳を見開き、脂汗を散らしながらも、磯波は笑みを見せる。 「磯波は、大丈夫、ですから……改造の、続きを!」 返事の代わりに、僕はゆっくりと腰を使い始めた。 「んんっ! ひんっ……! っく……いた、ぃ……うぅ……」 一物を引き抜かれ、また貫かれるたびに、磯波は唇を噛んで耐えた。 だが、両手は握り締められ、肩にまで力がみなぎっている。 「磯波……苦しいか?」 僕は深く磯波の中へと一物を埋めると、磯波の背中へと両腕を回し、そっと抱きしめた。 「す、すみません……提督ぅ……」 「謝ることは無い」 まだ腰を振りたてるのは早すぎたのだろう。僕は苦悶する磯波の頭を撫で、頬にキスをした。 「ひゃ」 「磯波、僕は貴艦を壊したくはない。落ち着くまで、こうしていよう」 「あ、ありがとうございます……!」 いつしか磯波の両手は、躊躇いがちながらも僕の背中へと回されていた。 「提督、ありがとうございます……。ありがとう……ございます……!」 「もう礼は止せ」 僕はうわごとのように『ありがとう』を繰り返す磯波の唇を、やさしく塞いで、放す。 「は……わ……」 暗闇の中だから、定かではない。しかし目を丸くした磯波は、今日一番顔を紅くしたように見えた。 こんな時、つい先刻までの磯波だったら今頃両手で顔を覆っていたかもしれない。 だが、磯波はもう、潤んだ視線を僕から離すことはなかった。 それどころか僕の背中に回した手を、ぐっと引き付けてくる。 「磯波……?」 「ていと……くぅ」 その催促に、僕は素直に唇で応じた。 「はぁっ、いそ、なみ……っ!」 「ていと……くぅ! んちゅっ、んはっ」 僕が激しく口腔を貪ると、磯波も積極的に舌を絡めてきた。唾液で顔が汚れるのも構わず、 僕と磯波は、お互いの唇と舌の熱と感触を存分に味わっていく。 やがて磯波の身体から余計な力が抜け、その表情と同じく緩んでいくのが分かった。 僕は磯波の唇を犯したまま、再びゆっくりと肉棒にストロークを与えていく。 「ふ……っく……あぁぁ?」 その途端、磯波がため息とも喘ぎともつかない声を響かせた。 「磯波、まだやはり――」 「いえっ、て、提督っ、あんっ……違います……! また……波が、なみがぁ……あぁ!」 「さっきと同じ、波なんだな?」 「はいぃ! 白くって、熱くって、さっきよりも、びり、びり……くあっ、はあああん!」 僕が蜜壺の深くを抉るたび、磯波は腰をくねらせて熱く甘い嬌声を上げる。 きつい締め付けだけでなく、磯波の中は実に柔軟に蠢いた。 僕の亀頭にも、ぴりぴりとした刺激が加わり始める。 「っく、磯波……僕も、見えるようだ……」 「て、提督も? 波が見えるの、ですか?」 「あぁ、磯波の中、締め付けて……くっ、その度に……」 「い、磯波は……提督の お、お役に立てて……いるのですか?」 「ああ、そうだとも!」 僕は磯波をより強く抱きしめ、肉棒を一層深く埋没させ、奥底をノックする。 「はん、あっ、あっ! う、嬉しい……ですぅ!」 磯波は、僕の顔に頬を摺り寄せて喘いだ。 「提督……もっと、もっと改造、してください! 磯波、頑張りますから、あぁん!」 「磯波っ!」 僕は再び磯波にキスをすると、腰を激しく振りたて始めた。 「きゃ、ひゃああああん!?」 磯波の浅い蜜壺から溢れ出た潤いが、じゅぷじゅぷという水音を部屋に響き渡らせる。 「いやあっ! て、提督っ! もう、磯波、またっ、ダメ……ああんっ!」 「我慢することは無いぞ……磯波! 好きなだけ味わえっ!」 「ふわっ、あっ……キ……キますぅ、提督ぅ! 高くて、熱くて……きもち、いい、津波が……あぁぁぁん!」 磯波は僕の首を抱えたまま腰をがくん! と震わせると、火傷しそうなほど熱い潮を 僕との結合部から噴き出した。 「あっ、ふあぁぁ……ぁ……」 今日二度目の絶頂を迎えた磯波は、僕の腕の中で快感という名の波に全身を委ねている。 蕩け切った顔で、ぴくぴくと細い肢体が震える姿は、いつまでも見ていたいほどに愛らしかった。 しかし皮肉にも絶頂を迎えた磯波の柔肉は、僕の肉棒をきうきうとしごき立て続けている。 まるでこの改造の仕上げをおねだりするかのように。 「っく……すまんが磯波、もう止められんぞ」 余韻に浸る磯波に覆い被さり、僕はラストスパートをかける。 「あんっ?! 提督っ! ダメ、ダメダメぇ! まだっ、まだ磯波……!」 結合部からぴちゃぴちゃと愛液が溢れ出るほどに、僕は磯波を攻め立てた。 「もう一歩だ、耐えろ」 「そんなっ、激しすぎますぅ!」 「駄目だ……磯波の中……気持ちよすぎて……止められない」 磯波の中は更に僕を締め付け、亀頭をこするように蠢いた。 ぞくぞくするほどの快感が背中を駆け上がり、絶妙な感覚が沸き立つ。終わりが近いと直感する。 「あぁぁ! 提督っ、磯波……怖い、怖いですぅ……!」 「磯波、僕はここだ」 僕は繋がったままの磯波を抱きかかえ、身体を起こした。 対面座位で力いっぱい抱きしめながら、細い身体を下から突き上げていく。 「ほら、磯波。怖くないぞ、一緒だ」 「ふあぁぁん、提督、提督ぅ!」 強烈な快感の渦の恐怖に歪みかけていた磯波の表情が、安心に緩んでいく。 僕の腰の動きに合わせ、磯波もぐいぐいと下半身をくねらせ、摺り寄せた。 「あぁ、いいっ、いいです、提督! もっと、もっと……私を強くしてぇ! 私、提督のお役に立ちます! これからも、頑張ります! だから、だから……あぁぁ!」 「了解したぞ磯波、これで仕上げだ……」 「あっ、あっ、嬉しいですっ、提督っ!」 「あぁ、一緒だ……磯波っ……最期まで」 「提督、提督! 磯波、また……キちゃう……キちゃいますぅぅ!」 唇を交わし、互いの名を呼びながら、僕は磯波の膣内に全てをぶちまけた。 「磯波っ!」 「あぁっ、あぁっ、あああああっ! 提督うううううううッ!」 一発、二発、……どくどくと根元が脈打つたび、震え上がるほどの快感が肉棒からほとばしった。 その律動に合わせて、磯波も僕の腕の中でびくびくと硬直した全身を跳ねさせた。 ひとつとなった僕と磯波は、荒れ狂う快感の津波に呑まれ、そのまま絨毯に倒れこんだ。 「はぁ……はぁ……はぁ……」 どちらのものともつかない息が、暗い執務室の中に弾む。 ようやく射精が収まった僕は、、名残を惜しむように締め付ける磯波の中から肉棒を引き抜いた。 愛液と潮に解かされた大量の精が、どろりとあふれ出し、絨毯に染み込んでいく。 「磯波……?」 「ふぁ、あっ……あぁ……んっ」 磯波の身体は、まだ荒れ狂う快感の津波から浮き上がってはいなかったらしい。 倒れたまま、時折身体をひくつかせ、気を失ってしまっている。 だが、暗がりの中の表情は、この部屋を訪れたときのような悲壮感は無かった。 快感に揉まれながらも、むしろ何かをやり遂げたような、そんな充実した表情をしていた。 絨毯の掃除を考えると少し憂鬱だったが、改造するときは大抵こうだ。 既に改造を終えた従順な艦娘達が、手を貸してくれるに違いない。 「失礼いたします、司令官」 思ったとおりだった。ノックと共に扉が開き、数名の艦娘達が執務室に現れた。 「改造は終えられましたか? って、聞くまでも無かったみたいですね」 吹雪が少し呆れた表情で、横たわる磯波と、机に腰掛けている僕を交互に見やった。 「少々手荒すぎる気もいたしますが、でも、大成功ではありませんか」 白雪が、ぐったりしたままの磯波の上半身を抱き起こした。 「磯波ちゃん、こんなに出してもらって……司令官、そんなに宜しかったのですか?」 磯波の股から溢れ出る改造の証を指に掬い取り、ねちっ……と絡めて見せる。その白雪の指を、 叢雲が横からちゅぱっと口に含んだ。 「んッ……本当、すごい濃さだわ。あんた、こんなオドオドしてる女を襲う方が興奮する タチなの? とんだヘンタイ司令官ね。救いようが無いわ」 「まあまあ、叢雲。妬かない、妬かない……深雪様にもちょっと分けてよ」 うきうきした声で、深雪が叢雲の唇を塞いだ。 「ちょっ、んんっ……」 叢雲は一瞬目を白黒させたが、すぐに力を抜いて精液の口移しに応じる。 「んくっ、ごく……マジだ。今夜の司令官はイケそうだぜ……って、初雪姉ェ?!」 しかし僕の一物は既に、足元に跪いた初雪の唇の中へと収まっていた。 「んちゅ、じゅぽっ、ちゅぱ……んふっ」 いつもは言葉少ない初雪の唇の中で舌が縦横に蠢き、射精直後の敏感な一物を丹念に掃除していく。 びりびりとした刺激と訴えかけるような上目遣いがたまらない。 僕の一物は、貪欲にもみるみるうちに硬度を取り戻し始めた。 「ん。お掃除……終わった」 てらてらと滑る僕の一物から、糸を引きながら初雪の唇が離れた。すっかりきれいになった肉棒を 満足げに眺めながら、こしこしと竿をしごき上げる。 「白いの、もっと欲しい……出る?」 「初雪姉ェ! ずりぃよフライングは!」 「あんた達、何言ってるの? それは私の玩具なのよ、離れなさい!」 「絶対、誰にも渡さないし……!」 僕の一物に殺到する深雪と叢雲を尻目に、白雪がため息をついた。 「最初は妹達に譲るとしましょうか、吹雪姉さん? こんなに月がきれいな夜ですし」 「ふふ、今日の夜戦は長くなりそうね。誰が最期まで沈まずにいられるかな? あ、そうだ、司令官? 磯波ちゃんは結局……」 「ああ、改造は成った。これで晴れて君ら姉妹と肩を並べるようになるだろう」 肉棒を取り合う3枚の滑らかな舌の感触を愉しみながら、僕は胸ポケットからあるものを 取り出し、吹雪に渡した。 「磯波に着けてやってくれ。もっとも、ライバルが増えるとも言えるがな?」 「確かに」 吹雪は肩をすくめると、白雪のひざの上で眠る磯波の首に、僕に手渡されたものを巻きつけた。 ハートを象った、小さなピンクのチョーカーだった。 この部屋にいる面々の首元を同じように飾るそれは、提督から送られる寵愛と服従の証だった。 「おめでとう、磯波ちゃん」 吹雪は磯波の頬にそっとキスをした。 「これで私たち、もっと強くなれるわ。絆も一段と深く……」 白雪もそれに続いて、もう片方の頬に唇を寄せた。 そうして接近した吹雪と白雪は、潤んだ視線を絡ませると、迷い無くお互いの唇を奪った。 手元は僅かに膨らみ始めたそれぞれの胸元へと伸び、セーラー服の上からまさぐり合いを始める。 ――この状況で磯波が目を覚ましたときに、どんな顔をするんだろうな。 「んっ……いま、やらしいこと考えた」 「また大きくなったぜ? 司令官。ピクピクさせちゃってさ」 「妄想ごと絞りとってやるから覚悟しなさい? ちゅぱ、ちゅぷ……」 「恐れ入るね、貴艦らには」 ――吹雪が言ったとおり、今夜は長くなりそうだ。明日の掃除も……な。 僕はタバコに火をつけると、駆逐艦娘たちの接吻と口淫の音が響く天井に、ふぅ……っと紫煙を吐いた。 =おわり=
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620 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/10/09(木) 21 54 46 ID VRqD6Mls [3/12] 以前酔いどれだがレディーな隼鷹SS書いた者です エロ2~3割残りネタ(しかも艦娘のイメージぶち壊しまくりんぐ)なSSが出来たので投下します 一応物語的には隼鷹SSの流れですがあまり関係ないです 思いっきりイメージぶち壊してるのでご注意下さい それでは投下します 『スモーキング・ブギウギ』 「ああっ、俺そこ弱いのわかって…くふぅンンッ!」 「天龍そこがいいんだよな。相変わらず良い反応だ。装甲帯も衝撃次第で性感帯だなんて全く愛されボディだな。俺の攻めは差し詰め8インチ砲並みってか。」 「んなろ、調子に乗るんじゃねえ!って、アアンッ、やっぱソコ駄目だ…やぁん!」 旦那こと提督の邸宅で夜な夜な繰り返される戦闘、正に夜戦。そして嬌声を上げる新妻の天龍。この一人と一隻は二ヶ月前に式を挙げたばかりの新婚で、この邸宅も今までの官舎から結婚生活の為に用意した新居である。さすがは将官デキる男だ。 それは兎も角、提督は天龍の如何にも防備の弱そうな脇腹を舐め上げ甘噛みしながらも片手を回し抱き付き、空いた手で乳房をもみ上げる。 「いいおっぱいだな。愛宕風に言うと大容量タンクだな。」 「ったくこんな時に他の艦娘の名前言うなよな、雰囲気台無しだぜそれと…あんまり強く揉まないでくれよ…形が崩れちまう。」 「悪かったな、じゃ今度龍田でも呼んで「天龍ちゃんより私の方が上手いのよ~」とか言わせる3Pなんかどうだ?」 「…それだけは願い下げだ。同型艦にこんな恥ずかしいとこ見せられっかよ。ってキャぁン!ち、乳首弾くのはよせっ!」 「それはそうとすっかり勃っちゃってるぞ両方共。俺達の子供には悪いが先に御賞味させてもらうぜ。」 提督はわざとちゅう、ちゅう、と音を立てて天龍の乳首を吸う。両方均等に吸い終わると天龍はふわぁぁ…と力の抜けたようにダブルベッドに倒れこんだ。 天龍の秘所はディープキスから続く一連の愛撫でしとどに濡れている。提督はすかさずそそり立ったままの一物を天龍の秘所に挿入した。あまり使い込まれてない、というか夫のしか知らないその蜜壷は少しばかりの抵抗感を与えつつずっぷりとそれを迎え入れる。 「くぅ!い、いきなりかよ!いつものアレ…は無しかよ。んんっ、しっかし提督のは相変わらず、結構…おなかにずっしり来るな…」 「家じゃ提督じゃなくて貴方って呼べって言ってるよね?で、いつものアレって何の事かな天ちゃん?きちんと言ってもらわないと解らないよ。」 「天ちゃんって言うなぁあ!アレって…それ…そ、その…ク、クンニ…」 「(この辺でおいとくか)まあ良く言えました。天龍ちゃんはクリオナ大好きだからクンニも絶対ハマるわよ~って某軽巡の情報は正しかったな。」 「(龍田あのヤロー旦那にいらん事吹き込みやがって、クソッ憶えてろよ)そ、それであ、貴方シテくれるのか?」 提督は首を横に振りそのまま腰を前後に優しく振った。肉筒はゆっくりとだが天龍の意思とは間逆に締め付け始める…んんっ、と曇った声と共に天龍の吐息がもれる。ふぅ、んん、くぅ… 「んん、悪いが今日は先に中で出したい気分なんだ。クンニは後のお楽しみという事で。楽しみはとっておかなきゃ。」 「ず、ずりぃぞお前…でもっそれじゃ垂れてきたその、お前の、その、アレを自分で舐めちゃう事に…くうん!」 「まあたまには面白いんじゃないか。そんなんでもないと自分の味見なんてする気にならんし。」 一物を一旦一気に奥まで突き刺す、また入り口と奥の間で前後左右に緩急付けて運動させる。それを続けていると天龍の肌も上気してきた。ここぞとばかりに堰が切れた様に提督の一物から精が放たれる。 「ウッ!やっぱ天龍のは具合がいいな。いつやっても新鮮な感触ってとこか。」 「ああ…出されちまった…俺の下腹が一杯なのになんだかぞわぞわが続いて、でもあたたかいヘンな気分だぜ…」 「多少は中でイってくれたようで旦那冥利に尽きるな…さて細君殿のお望みの事をしてしんぜよう。」 「お前ヘンな口調すんなよ調子狂うんだよ。ま、まあ頼む。」 「『貴方お願いしますわ』は?」 「そんな言い方したくねーよ!拡げて待ってんだからさっさとしろよすげー恥ずかしいんだぞ!」 (相変わらずそこら辺は慣れてないよなぁ顔真っ赤っ赤だし、さてしますか) 一物を引き抜き、先ほどまでそれの捻り込まれた箇所をぺろぺろ、ぴちゃぴちゃと必死に舐める提督。舌を一箇所に留まらせず縦横無尽に走らせる。小陰唇、膣口、そして天龍の大好きな刺激を与えるクリトリス… 「くぅん、ひゃぁん…こ、こんなに早く…きちゃうなんて、おかしいぜ…あぅぅ。」 「ん?早速俺のザーメンが垂れて来たか。うーん微妙な味だな…これはすぐゴックンする気になるのも解る。しかも天龍のと混ざってるってのがエロいな。」 「そ、そんな恥ずい事言うなー!好きで濡れてんじゃねーぞ(って好きだからこんなに濡れてるんだよな…)ってやばいヤバイ、クリ攻めすぎ!てっぺんがイイ!あぁっダメだ…ぜ!!ん、………っ!!」 達してしまった天龍が暫く余韻に浸っている間にすかさず後戯に入る。最初のキスとは優しめの軽いキスを交わし、一物を添える程度に天龍の秘唇に埋めつつもまだ牝の臭いを充満させている軽巡洋艦を大事に、そっと、とても優しく抱きしめた。 そして先ほどから攻めていた性感帯付近をこれまた優しくゆっくりとさする。天龍は言葉も出ずとろんとした視線を旦那に流しつつ、そしてキューッと抱きしめ返す。 (俺たち幸せだよ。この鎮守府で俺を一番良く知ってくれた娘と、軍艦なのに夫婦になれたのは正に椿事だ。有り得ない幸福だ) (こんな俺でも戦い以外の悦びを見出してくれた提督、お前が愛おしいぜ…) その後のピロートークで妻はすっかりリラックスしてうとうと気味だ。専ら愛を語るというか、天龍の事になると目の色が変わる龍田の話が多かったが。 龍田は提督の仲介、というか合コンで知り合った提督の同期の航空艦隊司令官の基地で偵察巡洋艦兼航空救助補助艦として出向している。風の噂ではその司令官とかなり熱愛で、天龍の事は横に置いても仕方ない位だそうだ。 提督は満足げにベッドの後ろの小机から煙草を取り出し、包みごと机でトントンと叩いてから一服した。 「なあお前、じゃなかった貴方、いつも終った後煙草吸うよな。なんか感じ悪ぃーんだけど。」 「そうかすまん気を付ける。でも学生時代からの癖で、ちょっと運動すると一服したくなるんだ。」 「運動?他の女ともか?おいてめえ事と次第によっちゃ…」 「いやそういう意味じゃ無くて、訓練とか実戦で体動かした後の事だぞ。上級生から「こいつタバコも吸った事ねえのか」って面白がって吸わされたんだよ。」 「それで覚えて鬼みたいな助教や先輩の目を盗んで吸ってたっけな。たまに見つかって連帯責任で全員袋叩きにされてたよなー懐かしいな。」 「貴方も結構大変だったんだな。俺は同僚で吸う奴が居ないんで未だ吸った事無いけどなー」 提督の目にちょっと意地悪な瞬きが光った。そして自分の吸ってる煙草を天龍の口に差し込み、 「ぷはっ!いきなり何すんだよ!俺は吸った事ねーって言っただろ。」 「まあ天龍ものは試しに吸ってみろよ。これフィルター無いから唇を口の中に入れる感じで、唇を巻き込んで咥えてな。で、口の中でふかしつつ煙を肺に少し入れる感じで吸うんだ。」 「ゴールデンバットって書いてあるな…ってこれ一番安い煙草じゃねぇか。なんでこんなビンボ臭いもん吸ってんだよ。軍人だったら普通誉とかだろ。」 「吸ってみて一番美味かったからかな。俺的にはセッタやマルボロ、ラークなんかは煙草っぽく無いし、ピースやハイライトも何となく合わない。まぁ両切りタバコが好きなだけなんだが。しんせいはあんまり売ってないのでバットと。わかばとエコーも嫌いじゃないけど。」 「バットだって当たりなら結構美味いんだぜこれが。味は濃厚というかキツイけどな。」 天龍はものは試しとばかりに提督に言われたとおりにバットを吸ってみる。口の中を荒らすような熱い煙がぷはっと吐き出される。 「げほっ、げほっ、うぇぇなんだこりゃ?しっかし酷い味だわ辛いわ…これのどこが美味いんだ?訳解らないぜ。ぜってーボイラーに悪いよな。」 「まあ慣れればこの濃厚ないかにもタバコだっ!って味が好きになるぞ。それに煙草吸ったら…天龍のいつも持ち歩いてる大層な得物に負けない貫禄が付くぜ。」 「余計なお世話だっつうの!だからこれからセックスの後の煙草は無しな。わかったかあ・な・た。って気持ち悪ィなこの言い方。」 「はいはい可愛いお嫁さんに免じて止めますよ。」 暫くは夫たる提督もそれを守っていたが、一月も経つと事後の煙草は元に戻った。 その度に妻の天龍は煙草を勧められ吸っているうちにいつしか二等喫煙巡洋艦、平たく言えばヤニ臭い軽巡女になってしまった。 それが鎮守府を揺るがす一大事件になろうとは… 「最近町内、特に鎮守府の周辺にゴミの投棄が多く、町全体が汚濁しているとの苦情が来ています。」 秘書艦の飛鷹は報告を読み上げた。どうも町全体で路上のゴミが多くなっているようだ。だがそれが鎮守府に何の関係が?飛鷹は続ける。 「何でもこの町を象徴する鎮守府自体がかなり汚れており、所謂『割れた窓ガラス理論』で周辺に波及しているのでは?と町議会より通達が来た次第です。」 「割れた何とかは、確か1枚割れたのを放置するといずれ全てに被害が及ぶってやつだな…確かに最近建物の壁が汚れたりやたら煙草の吸殻が捨てられてる事が増えたような。」 飛鷹は尚も続ける。クンクンと部屋の臭いを嗅ぎながら。 「確かに煙草の吸殻と包み紙は頻繁に落ちてますわ。施設科から溝に詰りまくって困るとの報告もありましたし。」 「この前来たお偉いさんも「君ちょっと汚いよ」って言ってたから急いで控え室や会議室とか掃除させたんだが・・・」 「しかしここに酷く散らかしたり汚したりする部署ってあったか?この前俺をはめた明石の工廠は妖精さん総出でISOなんちゃら取得できっちり片付いてたし。」 頭を悩める提督。そもそもこの鎮守府で煙草を吸いそうなのは先程の視察や会議に来るお偉いさん方と出入りの業者、それと一部の人間の軍人や軍属、自分ぐらいか…それも灰皿や喫煙所でしか吸わないから散らかすことは無いだろう。 まさか艦娘が吸ってる!?艦船とはいえ女子だぞ?かつて喫煙が当然だった大の男でも肩身の狭い昨今、艦娘が煙草をスパスパ吸いまくってるのは色々ヤバい。鎮守府のイメージダウンもいい所だ。 「…飛鷹、失礼な事を聞くが煙草なんて吸ってないよな?」 「何言ってるんですか、航空母艦は火気厳禁ですよ。うっかりガソリンにでも引火したら大爆発轟沈ですし。」 「だよなぁ…(コイツにゃこの前一服盛られたからあまり信用できんが言われりゃそうだな。赤城や翔鶴、うちで未実装の大鳳辺りはそこら辺真面目やろ)」 「それと飛鷹型航空母艦は自分で言うのも何ですがパーティーの常客なので、船臭がタバコ臭くてドレスにでも移ったらとんだ恥さらしですわ。ま、殿方が休憩中吸うのは構いません。」 まあ別の視点から探ってみようと思い、思考を廻らせる。喫煙しそうな艦娘ねえ…先ず思いつくのは摩耶かな?でも粋がってるだけなとこあるからまぁ無いな。 陸奥これも無い。色んな意味で火遊び厳禁艦だ。長門が花火してるのも嫌がるぐらいの。そいや火遊びと言えばあいつ以前モテまくってそこら中… 「何考えてるんだ?」 目の前に陸奥の同型艦長門が立っている。提督は思わず慄いた。 「な、何だ長門いきなり。」 「何だじゃない戦果報告に来た。喜べ深海棲艦旗艦を連戦連続撃破したぞ!」 長門は戦果を誇り語るがその実喜びのあまりはしゃぎたさそうだ。提督は疑念をぶつけてみた。 「長門、もしもの話だが艦娘でタバコを吸いそうなのって思いつくか?ビッグ7の勘でもいい。最近吸殻がやたら落ちてるらしいんだ。」 暫しうーんと考え込む長門。だが少しばかり重い口を開きだした。他の艦の悪口や密告は嫌う性質だから。 「分からんが…強いて言えば武蔵と霧島辺りだろう。一緒に組んだ戦隊でほんの少し匂いがした。戦艦連中で吸いそうなのはそれ位だな。」 「私は陸奥が火にうるさいし煙草を吸う気持ちは理解出来ん。金剛は英国時代やってたかも知れんが、ここに来て長いしすっかり抜けてるだろう…」 「伊勢型は日向が砲塔爆発事故を起こし、瑞雲も積んでるから火気にも気を配ってる筈だ。後は扶桑型が煙管吹かすぐらいか。昔の芸者や遊女みたいにな。でも「お帰りなさいご主人様」って三つ指付くタイプだからそれも無い。」 「(大和さんは我が鎮守府では永遠に未実装だし、比叡と榛名が抜けてる気がするが)ありがとう長門、とりあえず武蔵と霧島に会って話してくる。」 提督と飛鷹は武蔵の部屋に向かったが、その前に売店に寄ってお茶菓子を買う。幾ら司令官とは言え最強戦艦の部屋に手ぶらで行きづらいのだ。売店を覗くとこの前の『試験』とやらで提督を散々な目に会わした明石が居た。 「こんにちは提督。この前は色々お世話になりました。お陰様で良いデータを取る事が出来ました。」 「今日は明石が店番か。って上官に酷い事すんなよ!実験するなら他でやれよ全く、お陰でクラクラのまま踊ってまるで16ビートだったぞ。」 「まぁ鎮守府中で深海棲艦の脳波パルスに一番類似していたのが提督のですから…それはそうと最近妙なものが売れまくって。歯ブラシと芳香剤、ザクトとタバコライオンっていう歯磨き粉。」 「ん、歯ブラシとかは兎も角、後は煙草を吸う俺ら一部の人間ぐらいしか不要なものだな。(やはり艦娘が吸っている…それも多くの)」 そして武蔵の部屋のドアをノックする。「入っていいぞ」との返事だが正直緊張してしまう。恐る恐るドアを開けると武蔵と何故か霧島が居てお互い葉巻を吸っている。部屋中独特の香りが漂い二隻とも如何にも重鎮という貫禄だ。 「ごほっ、流石にこれはキツイです。専用のガスライターまであるじゃない。」 「武蔵、霧島…お前達葉巻なんか吸ってるのか。(まるでヤ…いや会長と取引先の社長みたいだな)」 「丁度低速艦と高速艦の戦術考察をしていた所だ。葉巻はな、このコロナサイズ一本で一時間弱は持つ。吸ってる間話を進めて終ったら切り上げるのに丁度良いんだ。」 「お菓子ですか提督有難うございます。私は日頃喫煙とは無縁ですが、武蔵さんとちょっと込み入ったお話をする時だけ吹かす程度です。」 「あとな、この葉巻カッターを深海棲艦の前でシャキン!とするだけでびびって退散するのも出て来てな…」 映画とかでよくあるマフィアの拷問そのものじゃないかと、初めて深海棲艦に気の毒さを覚えた。そして武蔵は咥えていた葉巻を提督の前に付き付け、 「何なら提督も味わっていくか?吸いかけだが。」 「いや、その、遠慮しとくよ女の子と間接キスってのはな…新妻の手前も有るし…」 「女の子と、か…ふふ天龍殿が羨ましい妬けるな。(この男なかなか妻一筋で義理堅い所あるな。そういう所に惚れそうだ)」 やりとりを見ていた霧島は思い出したように重要な事を言った。 「潜水艦隊と水雷戦隊、遠征艦隊を調べてみてはどうでしょう?忙しくてつい喫煙に走りそうだと思います。」 「怪しいな。重巡達から聞いたが、駆逐艦や潜水艦が今使ってない第二講堂に集まってるらしい。」 「霧島と武蔵の言う通りかもしれない。ここんとこ激務と言えば特にオリョクル組と東京急行班だ。飛鷹悪いがひとっ走り見に行ってくれ。」 「低速艦に不向きな任務ですよ。まあ行って来ますわ。」 飛鷹は渋々第二講堂に向かった。12ktぐらいの経済的船速で。だが5分後ぐらいにどう見ても25kt以上の速さで血相を変えて戻ってきて、 「ぜーぜー、てっ、提督!今すぐ第二講堂に向かって下さい!大変な事になってます!」 「ひ、飛鷹一体何があったんだ?!とりあえずお前はここで休め。」 提督は急いで第二講堂に向かい観音開きの扉を開けた。そこで見たものは… 「電の本気を見るのです!(ごくごくっ、すぱーっ)」「電マルボロもう二箱目、コーヒーだって10杯目、寝られなくなるわよ?(ごくり、ぷはーっ!)」「コーヒー飲むんよ。(ごくごく)」 「メシウマ!の後の一服(ぷはっ)キタコレ!!」「駆逐艦と侮るなよ、わかばだって吸えるぞ。(ゴホホッ、ぷはーーっ)」「メビウス1ミリ、これなら行けそうです。(すぱーっ)」 「今日もオリョクル明日もオリョクル、飲んで吸わなきゃやってられないでち!(ごくごく、すぱーっ)」「海のスナイパー、イムヤだって負けてられないわ!(缶ピースを抱えて、ぷはーっ!)」 「好きな銘柄?ボクはセッタのBOXだね。(すぱすぱっっ!)」「皐月それおいしくないわよ。如月はセッタでも断然ソフト派ね。(ぷはーっ!)」「煙管で小粋!これこそ粋ってもんだね!(すうっ、ぷはっ)」 「…怒ってなんていないです…(ぷはーっ)」「弥生さぁんメンソールなら何でも良かったんじゃない?(すぱぱっ)」「ゴロワーズいいところ沢山知ってもらえると嬉しいです。(ごくん!ぷはーっ)」 部屋中紫煙が立ち込めて霞んでる様。中には煙を輪っかで吹きだしている親父みたいな艦娘もいる。壁は煙草のヤニでベトベト。提督は唖然とし言葉も出なかった。 (一体なんだこれは…艦娘が集団喫煙、それも駆逐艦と潜水艦が…ってなにげに古鷹まで居るなんてしかも黒タバコ吸ってるだと?!) (鎮守府は乙女の園の筈なのに、これじゃ底辺男子校かそれ以下じゃないか) 「おい、お前達何故煙草なんか吸ってるんだ!一体誰に教わった!俺は吸うけど、お前達に吸えなんて一言も言ってないぞ!!」 部屋の中からバラバラに声が飛び交う。 「んー誰だったっけな?」「確か…天龍さんかな?」「天龍!」「天龍だ、遠征の時に仕込まれた。」「まー他の軽巡も吸ってると思うよ怒らないから。」 「て、天龍…(マ、マイワイフじゃないか。もしかして俺が夜な夜な天龍に吸わせ続けたのがここまで広がったというのか?!)」 「…うちらは最初煙草吸う集まりやなかったんよ。」 部屋の片隅に居た黒潮がぽつりぽつりと話始めた。 「どういう事だ黒潮?」 「出撃後の息抜きに駆逐艦や潜水艦で集まって、お茶を飲む会してたんよ。でも煙草吸うんが出てきてなぁ…他の皆に広まってしまったんや。一服後のブラックコーヒーが美味いってな。」 「うちはどういう訳か船体が受けつけへん。煙草に依存できない性質で、浮くのもなんやからコーヒーだけ飲んでたんよ。」 大変な事態に陥っていた。提督の目の届かない所でこれ程煙害が蔓延してるとは。鎮守府周辺の吸殻や空き箱の出所は間違いなく彼ら。でもどうすればいい?と悶える提督の後ろから、 「あーら提督お久しぶり~で、この様は一体何なのかしら~?」 とても聞きなれたが久々な声…間違いない天龍型軽巡二番艦龍田だ。でも何故此処に? 「龍田いつの間に?お前は出向してたんだろ?」 「ちょっとお使いに参りましたわ~ついでに少々肩慣らしをしましたけど…」 龍田の後ろに天龍とその他水雷戦隊の旗艦達が転がっている。いずれも損傷は軽微だが龍田にこてんぱんにのされたのは間違いない。 「天龍は兎も角神通、川内、五十鈴お前達は改二だろ!一体どうしたんだ?!」 「そ、それが奇襲に対応して全力運転したらすぐ息があがって…負け言言いたく無いですが機関がおかしいんです。」 「速度も全然出なくて…旧式巡洋艦にどうして…」 「タールとニコチンでボイラーやタービンが汚損して、煙草のヤニが船体くまなくこびり付いていればそれも当然ですよ~」 「龍田ごめん…俺が駆逐隊や軽巡の皆に吹き込んだばっかりに…遠征艦隊だけじゃなく水雷戦隊にまで恥かかせちまって…」 「天龍ちゃん~貴方には猛反してもらいたいのよ~尤も貴方に限らず艦娘は女…新しい命を宿す身っていう自覚が足りないんじゃなくて~?」 周囲の皆が一斉に「ドキッ!」とするのが提督にも伝わってきた。見た目幼い駆逐艦だって立派な大人の船体だから(航洋能力的に)。 古鷹は「龍田さんの言う通りだね…もうゴロワーズ止めます。」と呟いている。ま、彼とか居てもおかしくなさそうではあるが。 「で、天龍ちゃんに煙草を教えたのは誰かしら~?」 「(俺が軽率だった…後先を考えずに妻にしてはならない事をやってしまってた…)ハイ、私です。ごめんなさい、すみませんでした…」 「なら組織の長として責務を果たす事ね。」 加賀はいつも通り冷静な口調で言う。どうやら飛鷹に聞いたか騒ぎを知った空母達も駆けつけたようだ。翔鶴が助け舟を出す。 「随伴艦艇の防災・健康上、航空戦隊の方で前々から調べてましたがここまでとは。煙害とは恐ろしいです。」 「喫煙を止めるには船乗り等の間で行われてた半年単位の強制煙草無し生活など色々有りますが…有効なのは病院の禁煙外来ですね。」 「数ヶ月単位のプログラムで少しずつ禁煙していくのですが、全額鎮守府や提督の年俸負担だと艦娘にも「他所の金だから別に止められなくてもいーや」と思う子が出るのである程度は当艦負担とします。」 「やっぱ俺のお給金も関わってくるのね…」 「自業自得です。」 「ですね加賀さん。ついでに乱れてるという噂の加賀さんのも…っと、ちょっとでしゃばり過ぎましたね。」 加賀の翔鶴への視線が一瞬強くなるそして返し刀。 「五航戦に劣る所などありません。当然提督も率先して禁煙作戦に身を投じて下さい。」 「ハイ分かりました…(ああ、愛しのバットが…)」 「そりゃ俺より辛いだろうけどさぁ…夫婦で一緒に禁煙しような、あ・な・た(あっ、すんなり言えた!なんかこれだけで禁煙出来そうな感じだぜ!) 「天龍ちゃんも~私の彼もちょっと脅したらあっさり飲む・打つ・買う止めたから頑張るのよ~提督も。」 「(龍田の脅し口って同期のアイツ死の恐怖を味わったな可哀想に)そ、そりゃ勿論ばっちりするさ、夫婦舟だしな俺たち。」 というわけで鎮守府挙げての大禁煙作戦が実行される事となった。周辺の病院の禁煙外来は一杯になったが徐々に喫煙艦はその数を減らしゼロになるまでの辛抱だ。艦では無いが提督も含めて。 とはいえ止められない艦娘も居るかもしれない。が完遂するまでこの作戦が終る事は無いだろう。 それを横目で眺める二隻の超弩級戦艦。 「解決の糸口が見えた様だな。我々も論議の葉巻は控えるとしよう。」 「それがいいです。金剛を呼んで紅茶でも入れましょう。」 「止めとけ、話がバーニングラブ!になる。」 [完] これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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839 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 50 33 ID YUPE4SWA 流れ豚切ですいません投下します。 ※一部メタい 「姉様?何をなさっているのですか」 「あら山城」 夜更けの鎮守府、扶桑姉妹の部屋にて。 妹の問いに、姉は声を潜めて語り出す。 「……提督を盗撮したわ」 「!?」 突然の告白に驚きのあまり声が出ない山城。それを見て扶桑は続ける。 「やはり驚くわよね…。無理もないわ」 そう言って山城の目をじっと見据え、言い聞かせるようにゆっくりと言葉を紡ぐ。 「でもね、これは仕方のない事。こうしなければならなかったのよ」 「え?」 「いい山城?考えてみて。私達の存在感を」 言われて山城はふと考える。 視覚的インパクトという点では自分たちの巨大な艤装は非常に大きな存在感を示しているだろう。 しかし他の戦艦に比べて突出している部分があるかと言われれば、その点では圧倒的火力と耐久を誇る大和型や、 高速かつ戦艦としては燃費のいい金剛型ほど目立った点は無い。 航空戦艦という新たな道もあるが、それに関しては伊勢型が元祖である。 (言われてみれば……。いえ!有るわ!他の誰も、そう私自身も到底及ばない扶桑姉様という神々しいまでに完全無欠の存在が!!) 「何をおっしゃいます姉様。姉様は姉様であるという事だけで、他の何者も並び立つことなど不可能です!」 そう断言する山城の目は、そこに一切疑念の余地はないと光り輝いている。 扶桑は恥ずかしそうに少し頬を赤らめてはにかんだ。 「ありがとう。そう言ってもらえる私は幸せ者ね」 「姉様……っ!」 山城の目に涙が浮かぶ。 今まで不幸だと思っていた。良い事なんて無いと思っていた。 そんな自分が姉を、憧れの姉を、自分と同じように不幸だと思っていた姉を幸せにすることができた。 これこそ妹冥利、不幸冥利に尽きるというもの。 姉様が幸せならば私も幸せです。そんな言葉が出かかった時、扶桑は言葉をつづけた。 「でもね山城、世間はそうは思ってくれなかった。これを見て」 扶桑は懐から折りたたんだ紙を取出して山城の前に広げる。 何重にも折られたそれは、広げるとかなり大きく、扶桑は壁に画鋲でとめて講義するようにそこに書かれた表を指して説明する。 840 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 53 55 ID YUPE4SWA 「これは昨年の年末に行われたあるイベント―イベント海域ではなく秋雲と漣と夕張がはりきっていた方のイベント―と某書店における同人誌の取り扱いに関する表よ」 扶桑が示す表は表1と題され次のように書かれていた。 同人誌登場頻度(艦種別) 空母(正・軽):史実並みの活躍 重巡洋艦:ワシントン条約下レベルにお盛ん 軽巡洋艦:夜戦の花形(意味深) 駆逐艦:最高だぜ! ※あくまで扶桑さんの主観です 「次にこっちの表をみて」 そう言って表1の下、表2と題された表に移動する。 同人誌登場頻度(戦艦) 金剛型:史実並みの活躍 長門型:八八艦隊級の量産体制 大和型:最大最強だし、多少はね? ビスマルク:おっぱいプルンプルン!! ※繰り返しますがあくまで扶桑さんの主観です 「そして私達は……ほとんど見なかったわ」 「そんな!?」 山城には理解できなかった。自分はともかくとして、扶桑姉様がそんな扱いの筈がない。 だって姉様はこれほどまでに魅力的で素晴らしいのに、世の男達が放っておく訳がない。 そんな理不尽への憤りにも似た疑問が浮かんできたが、同時にあることに気付いた。 「あっ、姉様。この表、伊勢と日向が載ってませんけど」 「良いところに気付いたわね山城。あの二人も私たち同様、それほど多くはなかったわ」 ここにきて、扶桑は問題の中核に触れる。 「今私達はあの二人に並んでいる。そしてあの二人に改二がない今こそ、私達が存在感を示す絶好のチャンスなのよ」 扶桑には確信があった。 改二の実装された今であれば、伊勢日向を引き離して、自分たちの人気を確立し、提督のハートを掴めるはず。 だが同時に焦りもあった。 ただの改である相手に改二でスペック面では一部勝った。 これは言い換えれば、改の相手に改二を使ってしまったということ。 伊勢型に改二が実装されれば、スペックでは引き離されてしまう可能性が高い。 ならば尚更、今のうちに手を打たねばならない。 841 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 58 44 ID YUPE4SWA そこで冒頭に話は戻る。 「対策を練るため、青葉さんに頼んで提督と伊勢の行動を盗撮してもらいました」 「流石です姉様!敵を知り己を知れば百戦して危うからずですね!」 姉に関することで、山城に倫理観や冷静な判断というものは存在しない。 早速テレビを準備し、青葉からもらったという映像を再生する。 部屋の電気を消し、二人とも布団に潜って頭だけ出している姿は、こっそり入手したAVを見る中学生のそれである。 映像は提督の執務室を映し出す。 どうやったのかかなり高い位置に設置されているカメラは、室内のほぼ全体を見下ろしている。 室内には提督が一人机に向かっていたが、やがて伊勢が入ってきた。 「ただいま戻りました。あぁ~寒かった」 「おう、お疲れさん」 伊勢は両手をすり合わせながら提督の方へと近づいていく。 画面端には窓が映っていて、外の枯れ木が海からの風に揺れているのが見える。 画面下に書かれている撮影時間は既に東の空が紫から黒に変わり始める頃だ。この時期のこの辺りで日が沈んだなか冷たい海風に吹かれるのは大層寒いだろう。 伊勢は不意に両手をすり合わせるのをやめると、ゆっくりと提督の後ろに回り、彼の両頬を包み込んだ。 「冷たっ!!」 「あはは、提督温か~い」 最初こそびくりとした提督だったが、満更ではないようで伊勢のしたいように任せている。 伊勢はするすると両腕を提督の首に回し、それによって上半身を提督の背中に密着させ、頭を彼の横に並べる。 「……しよっか」 「何を?」 顔のすぐ横にある伊勢の頭を撫でながら提督が答える。 「何をするのか、お前の口から具体的に教えてほしいな」 「……意地悪」 頬をほんのり赤らめてちょっとむくれたようにそう言う伊勢の頭を提督はポンと軽くたたき、首に回った両腕をほどくと立ち上がる。 「冗談だよ」 一度画面外へ提督が消えたと同時に扉に鍵をかける音がして再び現れる。 戻ってきた提督はカーテンを閉めて机の前に移動していた伊勢を戻る勢いのまま抱きしめた。 伊勢の両腕も、今度は提督の背中に回る。 「伊勢も温かいじゃないか」 体の真ん中に伊勢の体温を感じながら、より強くしっかりと抱きしめる。 密着した二人は体に続いて顔も近づけていき、やがて唇が重なり合う。 お互いを求めるように、その形のまま伊勢の腕がぎゅっと提督を抱きしめる。 842 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 23 02 02 ID YUPE4SWA やがて口が離れると、提督は伊勢を抱きかかえ、さっきまで使っていた机に彼女を仰向けに寝かせて、その短い袴に手を伸ばす。 刀と床がカシャンと音を立てる。 するすると衣擦れの音をさせ、袴と下着がおろされて床に落ちる。 露わになった伊勢の秘所に提督の指がそっと触れる。 「んっ…」 指が伊勢をこすりながら少し進み、戻り、また進み、また戻る。 「あっ、んっ、あっ、うぅっ」 伊勢の顔はカメラの位置からは提督の背中に隠れて見えないが、指の動きに合わせて上がる彼女の切ない声が、彼女の状態をしっかりと伝えている。 伊勢の中に入った指が、生温かい彼女の中に入り込んでその感触を確かめるように動く。 「ああっ、ひんっ、んああっ」 伊勢の声が先程より大きくなり、湿って強張りのとれた膣から指が引き抜かれると、今度は怒張した一物がそれに換わる。 「あっ!ああっ!ひああっ!」 指の通ったルートを一物がなぞり、伊勢が嬌声と呼ぶべき声を上げる。 指の時とは違い、伊勢の体は一物を受け止めようとするように膣全体が吸い付いていく。 その中をさらに奥まで突っ込んでいく提督。 「ふぁっ!!ひゃん!!あああっ!!」 やがて最奥を突かれ、伊勢が大きく喘ぐ。 カメラには机に向かって一心に腰を動かす提督と、その両脇に伸びて、時折ビクビクと動く伊勢の両足が映っている。 「あひっ、ふぁあ!!ああーっ!!」 伊勢が声を張り上げ、両足がぴんと硬直する。 やがて提督も腰の動きが止まり、伊勢から離れると、カメラに初めて伊勢の姿が映し出される。 先程ぴんと張った両足はだらりと力を抜いて自然に折れ曲がり、机の上で仰向けのまま胸を上下させて荒い息をしている。 「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」 急に静かになった室内に、伊勢の息が響く。 映像が終わって、テレビの前で扶桑と山城は固まっていた。 「ね、ね、姉様……」 「す、すごいものを見てしまったわね……」 二人の仲がいいことは知っていたし、もしかしたらとも思った。 青葉が気まずそうに「視聴は自己責任で」と言っていたので、なんとなく予想はしていた。 だが実物は違った。 考えてみれば、これは登場人物全員顔見知りの無修正AVである。なんのリアクションもするなと言う方が無理だ。 暫しの沈黙の後、扶桑は深呼吸を一つ。 「でも、怖気づいてはいられないわ」 「姉様!?」 こくりと山城の白い喉が動く。全て言葉にしなくとも姉の決意はびりびりと伝わってきた。 「…伊勢・日向には、負けたくないの!」 845 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 23 04 29 ID YUPE4SWA 翌日。 一人執務室にいた提督は、ふと窓の外を見る。 あの日と同じどんよりと鉛色の空の下、静かで寒々しい冬の海が見える。 不意に、誰かが扉をノックする音が聞こえた。 「どうぞ」 視線を扉の方に移すと、視界の下端に数日前伊勢と行為に及んだ机が見える。 (あれは結局気のせいだったのか?) あの時、提督も伊勢も誰かに見られているような気がしたがあの日あの場所には二人しかいなかった。 扉に鍵をかける時も外に誰もいない事を確認したし、窓もカーテンを閉めていた。 そして昨日、自室で伊勢と再度及んだ時は何も異常は無かった。 やはり気のせいだったのだろうと結論付けようとして、提督はその認識が誤りであること、自分たちの感覚が正しかったことを理解した。 その証拠に、開かれた扉の向こうには机と提督に交互に目をやりながら胸元をはだけさせ、黒インナーを見せつけている扶桑がいて…… 終 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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541 :名無しの紳士提督:2014/10/01(水) 08 24 03 ID 5VM6G0HU とりあえずしょうもないパロネタ思いついたので投下 エロは全くなしです 先に謝っておく、隼鷹ファンのみんなごめんなさい それでは適当にお楽しみ下さい(楽しめるのか?) 542 :名無しの紳士提督:2014/10/01(水) 08 24 47 ID 5VM6G0HU ~麗しくとても可愛いおっさ…お姉さんの生態~ 休日編 太陽も頂点に昇った頃の或る鎮守府。時計の針はそろそろ正午を差そうとしている。 「司令、午前中の執務が終りました。お茶をどうぞ。」 今日も秘書艦の飛鷹はテキパキと業務を片付け終えた。提督は飛鷹の入れた茶を飲みながら、 「飛鷹は仕事が丁寧だな。勤務中でも酒呑んでそうなどこかの誰かさんとは違うな。」 飛鷹が秘書艦になって早一ヶ月、前任艦を遙かに上回る提督の信認を受けていた。その前任艦とはそう、飛鷹型二番艦隼鷹である。 彼女は率先して新任艦の歓迎会をひらいたり、飄々とした性格で艦隊のムードメーカーとしてこの鎮守府の皆に慕われている。だが一つ大きな問題があった。 彼女は鎮守府一のうわばみなのだ。同じ軽空母仲間の千歳に注がれるままに鯨飲した挙句翌日二日酔いで出撃、誤って友軍艦隊に攻撃隊差し向けあわや同士討ちとか、 新任艦歓迎会でよりにもよって幼げな駆逐艦達に一気飲みさせる(尤も受けたのがウォッカ大好き特型酒豪駆逐艦響だけで最悪の事態は避けられたが)、 さらにどういう仕組みか飲み屋や酒屋のツケの催促状が提督名義で届く事態に至って、お前暫く頭冷やせと秘書艦を解任されてしまったのだ。 「ところで飛鷹、今日のキス島方面練成艦隊の艦隊はどうなってる?」 「ええ旗艦龍鳳、千歳、千代田、瑞鳳…」 飛鷹は淡々と読み上げる。艦隊構成はいつも通り間違い無いはずだが… 「うんうん、ってあれ、隼鷹が居ないぞ?確かシフト表では今日だったはずだが。」 提督はうーんと頭を捻って思わずポン!と手を叩く。 「そうだ一昨日瑞鳳が鶴姉妹と映画行くからって代わったんで今日は休みか。あいつフリーの日何してんだろうな。」 「ここ最近一緒に出歩かないのでわかりませんわ。」 「おいおい一応同型艦だろう、偶には気を使ってやれよ。しかし隼鷹の休日か…案外こんなもんじゃないのかなあ?」 ~これより提督の想像~ 11:00 起床。起き掛けにとりあえず冷蔵庫の缶チューハイ(宝レモン)をくいっと一気呑み。これが朝食。 12:00 身支度をし外出。電車に乗る。ポケットから出した昨日のあたりめしゃぶりながら鬼殺し(180ml)を3パックぐらいチューチュー。 12:30 目的地の競輪場へ到着。近くのコンビニでスーパードライとワンカップ大関を買占めてから入口でいつも通り競輪新聞(\450)を買い、入場料(\50)を払い売店目指す隼鷹。 12:35 焼き鳥・もつ煮・おでんをまとめ買い、向かうは当然無料席。隼鷹だっていつかはロイヤルシートに座りたい。 12:40 とりあえず食いながらほんの少し出来上がる隼鷹。「くーっ、やっぱもつ煮はドライだよドライ。」などとわけの分からない独り言。ここまでがテンプレ。 13:05 発券開始。「いっつもアテになんない新聞だな~」と文句言いつつ手堅い目の車券。徐々にメートルの上がるオーラ。焼き鳥とスーパードライの消費がマッハ。 13:30 出走!「いつも通りやってくれよ!」赤鉛筆片手にワンカップ大関すすりながら慌てず騒がず成り行きを見守るが… 13:52 勝負の鐘が鳴った!「いっけぇーー!そこだ差せ!もう一息差せ!差し切れぇぇっーーー!」興奮の余りスーパードライを握りつぶす隼鷹。 13:55 ゴール!「やっぱり1-3だったぜへへん!さーて祝杯だーっ」隼鷹、勝利の美酒に酔う。スーパードライとワンカップ大関のチャンポンとはある意味最低だ。 14:00 待ちに待った払戻。「これでぱーっといけるぜぱーっとな!」中々儲かったようだ。酒がさらに進む進む。レースの合間に千鳥足でつまみ買いにいくのはやばいぞ隼鷹。 17:35 「…もう嫌、このあたしがチョンボなんて…こんなのってないよぉ~」師弟×同期がらみ×最近賞金額順etcの鉄壁ラインのガチ銀行レースに酒の勢いで今日の勝ち分全部ぶっこむも酔いが回ってて張る目間違えた。オケラ確定のお知らせ。 18:00 とぼとぼと競輪場を後にする隼鷹。同じく今日スッた連中とオケラ街道死の行軍(財布の中身的に)引き出せない競輪貯金で一日棒に振るか隼鷹。いや違うこんな所で終る女ではない! 18:20 隼鷹は街外れの喫茶店に入り、無料の紙パックジュースを引っ掴み、ゲーム機に座りいつも通り千円札入れる。そうここは10円ゲーム屋である。憲兵の皆さんここもお仕事のうちですよー取り締まらないと。 19:25 「よっし!これでまた呑める!」設定が甘かったのかツイてたのか、今日の競輪の負けどころか儲かった隼鷹。飲み代を全部ぶっこんだだけの事はある。店員の冷たい視線も気にせず誇らしげに店を後にする。目指すは歓楽街。 20:過ぎ~ とりあえず金と酒の欲求の続く限りハシゴしまくる隼鷹。「今日はあたしの驕りだヒャッハー!」羽振りのよい隼鷹の周りに集まる呑んだくれのおっさん達。「ウチにも呑ませてえな」ん?中には艦娘の姿も? 05:30 チュン、チュン…と雀の鳴き声…歓楽街より「朝日が黄色いなぁ…帰ろう」とねぐらに戻る隼鷹の姿があった。手には店から持ち出したボトルキープの泡盛(どなん60度)が。早速迎え酒かさすがは鎮守府一のうわばみ。 「…とまぁ、こんな具合だろうな飛鷹。」 執務室で一人呟いた提督に飛鷹の様な女性はこう反論した。 「これでは只のアル中年ですわ。それに橿原丸なら今頃ピアノのレッスン中でしょう。」 「う、ううん…!?って何を言ってるんだ飛鷹?」 飛鷹の様な女性、いや船娘は間一髪入れず返す。 「そもそも私は飛鷹などではなく出雲丸という立派な名前の豪華客船ですわ。船主いい加減憶えて下さい!」 提督は訳が解らなくなった。一体どういう事だこれは? そもそも二隻とも客船としては未完成状態で改造された筈。いやそんな事はどうでもいい。 (何で、何で二隻とも客船なんだ…時系列が絶対おかしい、おかしいぞ?何故なんだ…?) 一人問答する提督の意識はここで途絶えた。 …暫く執務室の机に突っ伏していた提督は目覚める。 「うう…仮眠のつもりが寝すぎてしまったようだ。秘書艦の出雲ま…飛鷹も席を外してるようだな。」 コンコン、とドアをノックする音。誰だ入っていいぞ、と提督はドアの向こう側に声をかけた。 「赤城入ります。」 ドシン、ドシンと重厚な足音と共に赤城が執務室へと入ってくる。その足音はまるで戦艦のそれのようだ。 「おお赤城か…って何だその姿は!?と、ところでこの前貸した烈風改はどうした?」 赤城と名乗る艦娘の姿は紛れも無い戦艦そのもの。 16インチ砲塔を背負い多数の14サンチ副砲を生やしている。 「烈風改…知らない子ですね。って、そもそも私は航空母艦ではありません、巡洋戦艦です。」 提督はまたしても一体どういう事なんだ!と自問自答するしか他に道は無かった。 …赤城だって巡洋戦艦として完成する以前に空母に改造されてた筈なのに…もう訳が分からないよ。 困惑で頭が一杯の提督の意識はまたしてもまどろみの中へと消えていった… 「装置の第一段階試験は上手くいったみたいですね。記憶の操作もばっちりです。飛鷹さん一服盛らせてくれてありがとうございます。」 「明石さんもやるねぇ。鹵獲深海棲艦の洗脳装置の実験台に提督を使うなんて普通思いも付かないよ。」 「しっかしあたしの事を只の呑んだくれのおっさんだと思ってたとはねぇ…あたしの乙女ハートでも傷つくって。」 「とはいえ同じ飛鷹型空母としては隼鷹はちょっと呑みすぎですよ。お酒以外の趣味嗜好も持つべきですわ。」 明石の工廠で頭に機材を取り付けられ横たわる提督の姿があった。「橿原丸…出雲丸…赤城…」とうわ言を流しつつ。 隼鷹と飛鷹は興味深げにそれを眺めている。 「まあ今回の件で提督の艦娘への考え方も多少分かりましたし、いいんじゃないですか?」 「そうだねえー、んじゃ明石さん景気付けに一杯行こうぜ!って思ったけど…」 「今日ぐらいは一人前のレディーでいさせてもらうかねぇ、暁が羨むぐらいに。」 明石と飛鷹はふふっと微笑んた。 「確か今日は水交社主宰のダンスパーティーがある筈です。ダンスだけなら提督と一緒に付き合いますわ。」 「おおっいいねえ。久々に踊ってみるのも一興ってか?なにせあたしは豪華客船になる予定だったからねぇ。でも今晩は酒抜きで。」 「技術畑なのでダンスなんて初めてですから、手取り足取り教えてくれるなら行ってもいいかな。」 「私と隼鷹がみっちり仕込んであげますわ。さて提督もう起きなさいよ!」 三隻は起こしたばかりでまだまどろんでいるしゃっきりしない提督と共に社交の舞台へと消えていった。 [完] おまけ 鎮守府に住まう酔っ払い提督はある日思いがけなく二隻の巨乳軽空母隼鷹と千歳にめぐり合う。 それから提督の身の上に奇乳…いや奇妙な出来事が続くのだった。次回『性なる酔っぱらいの伝説』 続かない… これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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259 :名無しの紳士提督:2014/11/23(日) 23 30 07 ID MmPF0Vxg 榛名「榛名は大丈夫です!」 提督「もういい…! もう… 休めっ…! 休め…っ! 榛名っ!」 おそらく既出であろうネタ。スマソ。 260 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 08 45 28 ID RrgSIQes 提督「俺はお前は立派なレディーだと思うぞ」 暁「本当!例えはどういうところを見てそう思うの?」 提督「まず中波しても露出が少ないところとか…」 ピシャッ!! 暁「…ふん」スタスタ 提督「痛い…」ヒリヒリ 261 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 12 11 47 ID zi8oXtSc 260 提督「そうかい、なら立派なレディーらしく扱ってやるよ!」 そしてだいたい50話くらい後 提督「暁…貴様は、俺の……」 262 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 16 30 45 ID hMfl6slk 提督「いいかい、暁。レディというのは常に優雅で余裕がある女性だ」 暁(メモメモ) 提督「つまり俺にナニをされても優雅に振る舞うのだ、いいな」 これで万事OKだな 263 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 16 57 08 ID RrgSIQes 261 262 えげつないな(褒め言葉) 264 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 17 25 41 ID 3yDQgR2. 暁みたいな娘って、人によってはただのマセガキに見える人もいるんじゃないのだろうかとふと思った。 但し、暁自身レディーになる努力をちゃんとしているのならそうは言われんだろうが。 265 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 17 29 15 ID RrgSIQes 264 レディーになる努力か(意味深) 266 :名無しの紳士提督:2014/11/24(月) 20 22 38 ID eGwgFfjU 私の姉のレディ力を甘く見ない方が良い バラライカでバラライカを撃墜して何事もなかったようにバラライカを煽るんだ ……ウォッカはストレートに限るけどね 267 :名無しの紳士提督:2014/11/25(火) 01 06 14 ID AHynIA6o 265 真っ先にこの画像を思い出した http //i.imgur.com/XrgzNXK.jpg 268 :名無しの紳士提督:2014/11/25(火) 02 19 06 ID AHynIA6o くまのんは似非お嬢様…というか没落貴族なイメージ。個人的には神に代わって剣を振るうあの人みたいな感じ。 269 :名無しの紳士提督:2014/11/25(火) 07 33 04 ID l9ZXh7i6 一本筋が通るだけの幼い膣がその身を精一杯に広げ、勃起した男の主砲を飲み込んでいく。それはひどい苦痛を伴うのだろう、苦し気な息を吐き出しながら少女は眉根に深いシワを刻んでいた。 男を知らない未熟な膣内は固く、決して挿入して快感を得られる類いのものではない。しかし破瓜の痛みに身を震わせる少女を見下ろしながら 、男は征服感に口元を歪めた。 「あかつき、これで立派なレディになれた……のよね?」 「ああ。暁はもう立派なレディだとも」 男が腰を動かせば、男の膝の上で少女が痛みからだろう甲高い悲鳴を漏らす。どうやらそれさえも、男の快感を増すための材料にしかならないようだったが。 暁といえばやっぱりこういうのを想像しちゃうよね これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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286 :名無しさん@ピンキー:2014/03/25(火) 02 02 38.15 ID QdtMc50L 渋で艦娘たちの戦後っていうタグを見つけた時に思いついたネタ投下します 「あら、いらっしゃいませ」 ある小さな飲み屋街の一角の小料理屋「鳳翔」に一人の男が現れた。 まだ開店してから一年と経ってないこの店はしかし、 女将の気立てと古き良き日本の家庭料理を売りに順調に常連客が増えてきている。 「随分今日は静かだね」 カウンターに座った男は、タオルで顔を拭きながら馴染みの女将に話しかける。 いつもは仕事帰りのサラリーマンで賑わうこの店だが、今日はこの男しか客がいない。 「世間様は、今日はお休みですからね」 そう答えながら、女将は冷奴の皿を客に出す。 鯵のたたきと冷奴にお湯割りが二杯というのがこの客のいつものメニューだ。 常連の好みをしっかりと覚えているのもこの店が人気の秘訣だろう。 「実は、都合で今度引っ越すことになってね。ここに来るのも今日が最後かもしれない」 「あら、そうでしたか……寂しくなりますね……また近くに寄ったら是非いらしてくださいね」 帰り際、名残惜しそうな女将に見送られて夜の街を歩く男の耳に並びの居酒屋の裏口から漏れたテレビの声が聞こえてくる。 「終戦から二年目を迎えた今日、各地では―」 テレビの声が伝えている通り、二年前のこの日、人類と深海棲艦との戦争は深海棲艦の無条件降伏という形で終わった。 二年前、対深海棲艦に本腰を入れた世界各国は強力な対深海棲艦兵器を多数開発し、前線に配備した。 これにより、人類と深海棲艦との戦争はそれまでのシーソーゲームから戦争とも呼べないような一方的な殲滅へと変わり、 それまで主力であったはずの艦娘は新兵器の撃ち漏らした敗残兵を始末するだけの存在となった。 それから数か月後、深海棲艦側の代表団が降伏文書に調印し、彼女らはほとんどの版図と引き換えに僅かな生き残りの命の保証を得た。 その時に設定された深海棲艦居住区から彼女達は出ることを許されず、周辺諸国により厳重な監視下に置かれることとなった。 負けた彼女達は悲惨だが、勝者にも悲惨な者はいる。 戦争の終結とともに、行き場を失った提督と艦娘達だ。 戦争初期の功労者達の処遇は、大規模な軍縮を余儀なくされた対深海棲艦軍において最も大きな問題ではあったが、部外者からはどんな問題も小さな問題に思えるらしい。 折悪しく戦争終結により支持率が上がっていた当時の政権に対し、野党は膨れ上がった対深海棲艦費用を追及。 これにメディアが同調し不要となったはずのこれらの負担が国民生活を圧迫していると主張すると、 批判を恐れた政府はそれまで計画されていた段階的な縮小からより急激な縮小へと変更。 結果として当初の想定をはるかに上回る勢いで元提督と元艦娘が各地に溢れかえり、これらを対象としていた再就職支援はパンク状態となったが、 それでも強引に推し進められた縮小計画によってほとんどの者が何のあてもないまま路頭に迷うこととなった。 そしてその無数の元提督の一人が、この男である。 「おい、待てよおっさん」 喧しいネオン街に差し掛かった所で、この元提督は呼び止められた。 声の方を振り返ってみると一組の若い男女が近寄ってくる。 既に悪趣味の域に達している派手なシャツの男がくすんだ金色の髪の毛の下から元提督を睨みつけ、人の女に色目を使っただのなんだの騒いでいて、 女の方は金髪の少し後ろでにやにやと成り行きを眺めている。 元提督は一瞬口元に笑みを浮かべ、金髪が騒ぐまま路地裏へ消えていく。 一分もせずに元提督がズボンのポケットに一万円札を一枚追加して大通りに戻ったとき、女の方はいなくなっていた。 強いと思っていた彼氏が、しょぼくれたおっさんに一瞬で伸されたのだから無理もない。 「つまらないな」 誰に言うでもなく元提督は呟く。 軍を放り出されてから何度かこういう喧嘩をしたが、いつもこんな終わり方だ。 結局絡んでくるのは酔っ払いか、女の前で粋がっただけの不良が関の山で、それまでの命がけの戦争と比べればままごとの様なものだ。 そういう場合は今回のように財布からいくらか抜き取ってきているが、 迷惑料と生兵法は大怪我のもと―具体的には陸戦隊あがりで師団対抗の柔道大会において九十キロ級準優勝の有段者には喧嘩を売らないこと―の授業料としては破格の筈だ。 それにあの金髪が多分人生で初めてごみ箱の中で目を覚ました時、すぐに必要となるであろう歯科と形成外科の受診料ぐらいは残してきた。 ―入れ歯の代金が受診料と別に前払いでなければの話だが。 「うるさいなぁ…」 元提督の後ろで、不機嫌そうな女の声がする。 「そいつは悪かっ―」 振り返った先にいた女を見て元提督は言葉を失った。 その女はひどくやつれ、長い黒髪は輝きを失って汚らしく、以前の姿からは想像もつかなかったが、間違いなくかつて自分のもとにいた第一艦隊旗艦だ。 「赤城か!?」 「提督!?」 赤城の方も相手が誰であるのか気付いたのだろう、元提督と鏡写しのように驚いている。 「ああっ、提督!本物ですか!?はははは、まさか…」 そういって赤城はばったりと倒れた。 「!?おい!しっかりしろ!赤城!!」 倒れた赤城を抱え上げた元提督の耳に大きな腹の音が聞こえた。 「うーん……うっ、ここは?」 次に赤城が目を覚ました時、最初に目に飛び込んできたのは見知らぬ部屋と元提督だった。 「やっと起きたか。安心しろ、ここは俺の家だ」 「提督!?夢じゃなかったんですね!!」 ぼろぼろの体のまま飛び起きた赤城は、提督を見て声を弾ませる。 「話は後にしてとりあえず風呂に入ってこい。…その、なんだ……女が臭うのはあまりよくない。幸い今月はまだガスが使える」 そういわれて自分がどういう状態なのか思い出した赤城は、真っ赤になって顔を伏せると 「すみません……ではいただきます」 消え入りそうな声でそう言って風呂場に向かった。 しばらくして風呂から上がった赤城は、在りし日の姿に戻っていた。 心なしか顔にも血の気が戻ったように見える。 「俺のしかないが我慢してくれ。んで、そいつを着たら飯を食え。また倒れられても困る」 適当に畳まれたままの提督の古いシャツを着て、赤城は何度も礼を言い、卓袱台の上に広げられた食事を無我夢中で流し込んだ。 一切れだけ残っていた小ぶりな明太子とパサパサに乾いた温め直しの冷や飯と買い置きされていたインスタントの味噌汁。 これだけでも、今の赤城にとっては十分すぎるほどのご馳走だった。 「ご馳走様でした」 全て平らげてようやく人心地ついた赤城に提督は切り出す。 「なあ、今まで何をしていた?」 赤城は顔を赤らめて、ばつが悪そうに俯きながら答える。 「行き場も仕事もない女のすることなんて……提督だってお判りでしょう」 「まぁ、な」 「当然最初は普通の仕事を探しましたけれど、何にもないんですよ艦娘って。何の仕事もないんです。 それで仕方なく…でも、その……どうしても苦手で……その、知らない男性とそういうの…」 「そうだな…そうだよな」 俯いて寂しそうにそう答える赤城に、元提督もため息交じりに呟く。 「俺も似たようなものさ」 元提督だって同じような経験をしてきた。 軍を放り出された後、方々で仕事を探したが、何もありはしなかった。 数えるほど少ないがチャンスも巡っては来たものの、戦争帰りというのがわかるとそれだけで敬遠され、雀の涙な日雇いの賃金で何とか食いつなぐのが精々だった。 ようやく入居できた今時共同トイレなこの空き室だらけのボロアパートも、特に問題を起こしたわけではないが、今月中に出ていかねばならない。 ―理由など聞きたくもないが。 「お前の身の上はわかった…… ところで、悪いとは思ったがお前の着ていた服を調べたらこんなものが出てきたんだが、これは何か教えてもらえるか?」 透明なビニールの袋を卓袱台の上に置く。 中には小麦粉のような白い粉。 「……」 赤城は黙って俯いたままだ。 「なあ、これは何なんだ?」 ゆっくり諭すように繰り返し尋ねる元提督に赤城は何か決心したように顔を上げ、それでも伏し目でぼそぼそと口を開いた。 「……市販されていない…ビタミン剤です」 言い終わるか否かのうちに元提督は卓袱台を飛び越えて赤城を押し倒し、胸ぐらをつかんで馬乗りになった。 「ふざけるな貴様!!娼婦になったのは分かる。客が取れなくなってひもじい思いをしたのも分かる。だがこれはどういう事だ!!!自分が何に手を出したかわかっているのか!!」 「…落ち着いてください提督。私は商品には一度も手を出していません。それは試供品として渡されたものです」 自分の下で自嘲的な笑みを浮かべながらそう答える赤城を元提督は更に強く締め上げる。 「商品だと?貴様は…」 「そんな事はしないと思っていましたか?」 先程までの悲しい笑顔は消え、真剣な目で元提督を睨みつけながら、赤城は言葉を遮った。 「言いましたよね。艦娘には仕事がないって。三つしかないんですよ。体を売るか、薬を売るか、その両方を売るか。 鳳翔さんみたいな例外を除けば少なくとも私の周りはみんなそうでした。だって仕方がないですよ。私達は戦争以外なにも知らないんですから」 「……」 「ご飯、ありがとうございました。お風呂もありがとうございました。それにあの頃はとても言い足りないくらいお世話になりました。 でも、もうお終いなんですよ。提督がもう提督でないように、私ももう赤城じゃないんですよ」 赤城の声が震えはじめ、目に何かが光る。 「離してください。もう他人なんですよ私達は」 「赤城、お前は…」 「もう赤城じゃないんですよ。もう提督の…あなたの部下じゃないんですよ…だからもう離してください」 「赤城…」 「私をあそこに戻せないなら、もう離してください……お願いですから…」 いつしか元提督の手は力が抜け、ただ赤城の胸ぐらに引っかかっているだけとなっていた。 「おい赤城―」 「もうお説教はしないでください!!大体、私にお説教なんてできるんですか?」 真っ赤になった眼で赤城は元提督を睨みつける。 「提督だって酔っ払い殴ってるだけのくせに……提督だって碌なことできないくせに……提督だって、提督だって……」 そこが赤城の限界だった。 「提督だって戦争しかできないくせに!!!!」 そう叫ぶと堰を切ったように赤城は泣きだした。 大粒の涙が滝のように流れ、子供のように泣きじゃくった。 元提督はすでに両手を離し、ただ泣きじゃくる赤城を見下ろしていた。 どれぐらい時間が経っただろうか。 赤城はそれまでの二年間耐え続けてきたのであろう涙を流し、もう自分は何にもなれないということを改めて実感することで泣き続けている。 元提督は何も言わずに赤城を抱き起し、泣き止むまで母親が子供にするように背中をさすり続けた。 やがて落ち着きを取り戻し始めた赤城に、元提督はゆっくりと諭すように言った。 「なあ、赤城。今俺のポケットに一万円入っている。この部屋中かき集めれば多分もう一万円ぐらいはある筈だ。計二万でお前を買えるか?」 しゃくりながらではあったが赤城は答える。 「ぐす…はい……ひぐっ、買えます」 「そうか、じゃあお前を買う。そしたら今日で娼婦も薬の売人もやめてくれ。それで……俺と一緒に戦争をしよう」 「え?」 「戦争だ。敵はいくらでもいる。 俺達に守られながら俺達を見捨てた者。お前に汚い真似をさせながら食い物にしている者。財布の中の一円五円のためにそれを放置している者。 その他にもいくらでもだ。俺達が満足するまで、俺達のための戦争をしよう」 「本気……ですか?」 呆気にとられている赤城に、元提督は自らの考えを打ち明ける。 何も今思いついたことではない。本当はもっとずっと前から気付いていて、ただそれを実行に移す踏ん切りがつかなかっただけだった。 だが、赤城と再会したことで、落ちぶれて傷ついた彼女を見る事で、ついに実行に移す決心がついた。 説明を聞くうちに、赤城もそれが最良の手段であり、今の惨状から抜け出す唯一の方法であるように思えてきた。 「わかりました。やりましょう。私と提督の戦争を」 「そうか!やってくれるか!!ありがとう赤城」 二人はまた抱き合い、そして見つめあった。 「でも、本当に私を……買ってくださるのですか?……私は…汚れていますよ」 「汚れてなどいるか。必死で生きていたお前が、汚れてなどいるものか」 その言葉を合図に、二人は唇を合わせる。 くちゅくちゅと互いの舌を絡ませ、同時に両手の指も同様に絡ませる。 先程と同様に、赤城を下に元提督が上になって横になり、赤城は両腕を元提督の背中に回し、抱きしめるような形を作る。 やがて光る糸を引いて唇を離すと、元提督は下を脱いで一物をさらけ出し、赤城も大きな男物のシャツを脱いで一糸まとわぬ姿となると、 うるんだ瞳で元提督のそれを眺め、次に自分が何をすべきかを一瞬考え、すぐに実行に移す。 上体を起き上がらせると丁度目の前にある元提督のそれを咥え、チロチロと舌先で触れはじめる。 やがてそれの大きさと比例して、先端で触れるだけだった赤城の舌は徐々に根元から先端までを舐め上げる動作に変わり、さらにそれを膨らませる。 「ん……む…んん、…ぷはっ」 やがて膨張したそれから飛び出した白濁液が赤城の口の中いっぱいに広がり、 口から離した際に顔にもかかったが、それを気にすることもなくにこりと笑顔を向ける。 「ふふ。提督の、美味しいです」 「食い意地は変わらんな」 からかうように元提督が言うと赤城は泣き腫らした目で少し恥ずかしそうに笑った。 「さて、今度は俺の番か」 「え?何をすひゃあ!」 赤城の体は電流が流れたようにビクンとのけぞり、それにも構わずその反応の原因である元提督の舌が綺麗に剃られた股間を這う。 「随分綺麗に剃ったな」 「ひゃれは、ひゃん!この方ふぁ、おひゃくはんが!よろひょん……ふああっ!」 呂律が回らないままの赤城は、元提督の舌の動きに合わせて嬌声を上げ、そして嬌声を上げる度に自分が唾液以外で濡れていくのを感じる。 「ふあっ!は!あぁ!ひゃああっ!!」 体をビクつかせる赤城を元提督の舌が愛撫し、存分に赤城を味わおうとヌルヌルと滑らせていく。 やがて頭を上げた元提督は、上気して色香を放つ赤城の柔らかな太ももを抱えて起き上がると、十分に濡れた赤城の中に入り込んだ。 「あっ!んっ!ああっ!ああああ!」 元提督が中で動き、その度に赤城が先程より大きな声を上げる。 生娘に比べれば少し締め付けは弱いが、それでも咥え込んだものを吸い込むように包んでいく。 「世間のっ、男はっ!くっ、見る目がないな」 「ひゃあ!ふっ!くぅ!ああっ!ふああっ!!」 ずんずんと進む元提督のそれは、ついに赤城の最奥部に到達し、その中で小動物のように動き回る。 「ひゃあん!!提督っ!提督ぅ!ふひゃあああああっ!!!」 赤城の体はビクンと大きく跳ね、はぁはぁと荒い息遣いとそれに合わせて上下する形の良い乳房以外は糸が切れたように動かなくなった。 元提督は赤城から一物を引き抜くと、足元に倒れている赤城を優しく抱き上げる。 「お前……痩せてしまったな……」 元提督は裸の赤城を見るのは今日が初めてだが、少なくとも昔抱きしめていたら、あばら骨に指が触れるようなことは無かったはずだ。 全て終わった後、元提督は赤城の体を使い古した手拭いで丁寧に拭いていく。 「明日、今の文の二万で準備してくれ。そしたら始めよう」 赤城の全身を拭き終わると、二人は再び濃密な口づけを交わす。 「きっと楽しいぞ」 「勿論です。二人でずっと」 唾液を光らせて口を離した二人は、悪戯を思いついた子供のように笑いあった。 これより数日の後、大家がこの部屋を訪れると、今まで世話になった事への感謝を綴った置手紙だけを残し入居者は忽然と姿を消していた。 その後、男女二人組の暗殺者が裏社会に現れる。 莫大な報酬と引き換えに困難な依頼も確実にこなす二人は、元提督と元艦娘であるということ以外ついに引退まで誰もその正体を知る者はいなかったという。 終
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182 :名無しの紳士提督:2015/06/18(木) 01 37 44 ID Gq/85leA あの加古が射程圏内に入ってくる、どころか ストライクゾーンど真ん中に来るとは誰が予想したというのか 以下提督×加古で駄文、シチュ捏造キャラ捏造です。 「ああ…いきたくねーなぁ……」 後部座席の車窓に流れる黄昏の街を憂鬱そうに眺めながら、隣りに座った艦娘は何度目か分からない大袈裟な溜息をついた。 その溜息は流れるように大あくびに変わり、普段の彼女ならば絶対に100%無縁であろう香水の香りがもたらしていた優雅なアンニュイ感が、一瞬で霧散する。 「寝るなよ。加古」 有り得ないとは思うが、隣席に座る私は念のため冷たい声で釘を刺した。 「これはお前の『懲罰』なんだからな」 「…分ぁかってるよ。提督」 お偉方含め、多くの関係者を集めての艦娘観艦式。 つい数日前に改二への成長を遂げ、ひどく大人びた彼女の雄姿は、多くの人の注目を集めるところ…であったのだが。 「右向け、のところで間違って左向いちゃっただけじゃん?古鷹の説明が分かりにくくて眠くなってさぁ」 「お前が寝てて指示説明も予行もまともにやっていなかったのを、古鷹のせいにする気か」 う、と眉を顰めて口をヘの字にする加古。 「…こんなことは言いたかないけどさ。あたしがいつも眠いのには、ちょっとだけ深い理由…」 「知ってる。着いたぞ」 何か言いかけた加古を無視し、運転手に礼を言って正面玄関前に横付けした車から先に降り、反対側に回って降りるのを手伝ってやる。 「それにしたって、観艦式後のレセプションによりによってあたしを連れて来るなんて……いくらなんでも酷すぎるよ」 高めのヒールに、夜の帳の降りた海をあしらった濃紺のドレス。 背後に同じ色のしなやかな一房を垂らし、片目にさらりとかかるベースの形は変えないままに、照る月を思わせる銀の髪飾り。 純白の手袋を嵌めた両腕の上、露出した健康的な両肩に至る上腕を飾るのは、偽装代わりの薄青色のリボン。 慣れないメイクに落ち着かなさそうな彼女の姿を改めて正面で見て、薄笑いを浮かべるのを抑えきれなかった。 女性としての振る舞いが期待され注目もされる社交の場所は、彼女にとってとんだ苦痛に相違無いだろう。 もっとも私自身もあまり得意な方ではないが、このちょっとした悪戯のおかげて多少は楽しめそうな気がしている。 「夜のパーティじゃ眠くなるに決まってるじゃんか………ふあぁ」 ……だが何を着せてどこに連れてきても、こいつのペースは変わらないような気も同時にしてきていた。 「おお。これは美しいお嬢さんをお連れだ」 「部下ですよ。昼にお見苦しい姿をお見せしたので、夜は多少なりとも皆さんの目を愉しませようと」 「ど、ども…」 背広姿の恰幅の良い高官が、ドレス姿の加古を褒める。 料理にも好きな酒にも少ししか手を出せず、カチンコチンに固まっている加古を見ると笑いを堪えるのも一苦労だった。 高過ぎない天井を飾る豪華なシャンデリアに、高級な絨毯。 仄かな黄灯りに照らされた立食形式のテーブルには色とりどりの酒、料理、スイーツ。会話を邪魔しない程度の奏楽。 思っていたよりもずいぶんと広い会場には、知人も見知らぬ人もずいぶんと集まっていた。当然、全員が深海棲艦の脅威と日々戦う軍関係者である。 「あそこにいる軽そうなオッサンが横須賀鎮守府の提督。金剛型を四人も侍らせてマフィアのボスみたいだが、実績は特級だ」 「へー…」 「和服の香取を連れてきているあの女性は舞鶴の提督。ふたりとも流石に洗練された振舞い、大人の女性という感じだな。良くこの場にお似合いだ」 「……」 思わず自分の格好を見下ろし、いじわる、と小声て言った彼女を無視して見つけた知人に声を掛ける。 「これはどうも。お久しぶりです」 「おぉ、誰かと思えば呉鎮守府の。立派になりやがったなこの野郎」 「こちらは部下の加古。私が世話になった先輩格、佐世保の提督だよ。……長門も、久しぶり」 かつて部下だったこともある、黒のドレスを優美に着こなした長門と加古は同時に頭を下げた。 ヒグマに背広を来たような佐世保提督とは、しかし長身同士でもありミスマッチの妙である。 「重巡の加古か?話に聞いてたより美人だな。昼は遠くて良く分からなかったが」 「えぇ。うちではトップクラスの美人になりましたよ」 えっ、と加古がこちらを見る。 あどけない少女と、色香のある大人の女性の、ちょうど中間点に来た彼女の独特の表情が――不意に、自分の本音の部分に直撃しそうになる。 「はっはっは。コイツが人を褒めるとは、よほど気に入られてるんだな。加古ちゃんは」 「あ、え、いえそんな、じゃないそのような…‥」 まあ仲良くしてやってくれよ、本当は人様に簡単に胸襟を開く奴じゃないんだからな――彼はそう言って豪快に笑った。 佐世保の提督と旧交を温め別れた後、加古が袖を引いてきた。頬を僅かに赤く染めているのはこの場の気恥ずかしさからか、はたまた酔いによるものか。 「提督、美人て」 「世辞だ世辞。真に受けるな。…あ、これはどうも」 極力冷たい声で、加古と眼も合わせずに次の知人と社交辞令を交わす。 「良い目をした艦娘さんですね」 「ええ。私の一番のお気に入りです」 再び驚いた表情でこちらを見る加古。 「こう見えて根は真面目そのもの、戦場での気合いと仲間を思う気持ちも、誰にも劣らず強い」 「ほう…」 「本当に、良い艦娘ですよ。人としても、艦としても。私の指揮能力には勿体ない位の逸材でした」 酒のせいか。状況のせいか。それとも―― 予想以上であったそれを、至近距離で楽しむという至上の贅沢に箍を緩まされたのか。 まあいい。今日は言ってしまおう。全部。 正直これ以上、懸想を溜め込んでいたくはない。 「それにしても、改二で大きく変わるものですね」 「ええ。見た目も麗しくなりましたが、中身も一線級の武勇艦に相応しい成長を遂げました」 驚きながら赤らめた顔で、絹手袋の片手を素肌の胸元に当てて。 動悸が抑えきれない表情で軽く震える加古の姿が、――愛しすぎて。 「オンとオフの切替上手で。私は気を抜くのが苦手で、いつもその切替を見習わねばと思っています」 「なるほど」 「古鷹、青葉、卯月、天龍――軽巡から駆逐艦まで友人も多く、鎮守府の重要なキーパーソンであり」 「て、提督…」 加古が何か言いたげな顔で割り込んで来たが、私は最後まで言い切ると決めたのだ。 「…なにより、人付き合いの苦手な私が今の鎮守府に馴染めたのは、明るくて飾らない彼女の性格のおかげなんです。それにどれほど救われたか……だからこそ」 加古に――愛してしまった艦娘に、視線を送る。 「私が結婚(仮)をする相手を選ぶ日が来たら、彼女しか居ないだろうな、と」 「――!」 我ながら不自然かと思った爆弾発言に、加古は口を半開きで丁寧なアイラインに飾られた純粋な瞳を見開いていた。 「おぉ、それはそれは。結婚式(仮)には忘れず呼んで下さいよ」 「えぇ。彼女が私の指輪を受け取ってくれるなら、ですけれど」 酒の席の冗談と取ってくれたのかどうか。震える思いで半笑いの知人と別れた後、もはや過呼吸に陥りそうな加古に平静を装って声を掛ける。 「さて。今日はもういいだろう。部屋まで送ってやるから」 ぐっすり休め、と彼女が最も望むであろう言葉を掛けてやった――つもりが、真っ赤になって俯いたままのその表情にあまり変化は見られなかった。 ◆ このあとむちゃくちゃ夜戦した。 +後書き お目汚し失礼しました 続きは後日に これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/